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16年春リニューアルしました! 蒼辰が書くおハナシを随時アップしております。ちゃみのMCともども、読んでやって下さいまし。
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チャーハンスープの謎!

 突然ですが、チャーハンスープって、不思議じゃありません?
 ほら、中華ソバやさんでチャーハンといっしょに出てくる、あれ。
 だって、ラーメンスープとは全然違うし、スープの単品メニュがあるとこでも、あれと同じ味がするのって、ありませんよね。
 チャーハンまたはご飯を頼んだときにだけ、くっついてきます。
 レンゲにすくったチャーハンに、あのスープ浸して食べると、おいしいんだ、また。

 けど、あれはどうやって作るのか?
 気になりません?

 長年の謎だったチャーハンスープの作り方ですが、ある日突然、目からウロコで氷解しちゃったのであります。
 なので本日は、チャーハンスープの謎を解くっ、であります。

 あのね、前置き長いわりに、本編に入ると短いんだ、これが。
 [王覇]さえあれば良いのです。
d0287447_14554682.jpg
 これが[王覇]です。
 ウェーパーと読みます。
「高級中華スープの素」と缶に書いてあります。
 スープの素っていうか、万能中華調味料ですね、要するに。
 中味は、灰色っぽいペースト状のものです。

 で、鍋に湯を沸かして、王覇入れます。コショウも入れます。お醤油で適当に味付けします。
 あらびっくり。
 長年の謎だったチャーハンスープの出来上がりなのです。
d0287447_14561982.jpg

 はい、こんな感じです。
 ちょっとネギ入れすぎ。あと薄味っぽい。
 もっとチープな感じに、味も濃いめにすると、いよいよもって、あの中華ソバやさんのチャーハンスープそっくりになります。
 ホントにそっくりあの味なんだってば。試してみて。
 しかも超簡単、っつうか、ちょと簡単すぎ。

 そしてある日、なんの雑誌か忘れちゃったけど、王覇の広告というモノを初めて見かけたのです。
 そこにはこんなこと書いてありました。
[プロも愛用する本格派の味]
 ん? プロも愛用する?
 そこでまた、目からウロコ、長年の謎が氷解。

 そうか、中華ソバやさんの味って、これだったのか。
 なのであります。

 先ず、誤解防止に、中華料理のお店を4つに分類しておきます。
 ラーメン専門店・中華ソバやさん・中華料理屋さん・[本格]中華料理店の4つです。
 なんとなく分かるでしょ。

 で、ここでお話ししているのは、中華ソバやさんの話です。
 ほら、どこの町にもあって、メニュの筆頭はなんといってもラーメンで、下の方にモヤシソバとか、タンメンとか、広東麺とかあるとこ。
 一品料理も定食形式で出してて、いっちゃん安いのが野菜炒めで、いちばん高いのがエビチリかせいぜい酢豚止まりの、そういうお店。
 入ったことあるでしょ。

 ああいう中華ソバやさんって、キホン、どこも同じ味じゃないっすか。
 ラーメンはふつうにラーメンだし、ニラレバとかもいっしょだし。
 これまた、長年の謎のひとつだったんですよね。
 本格中華料理を知るにしたがって、いよいよ謎に感じてしまいます。
 だってあれ、ニッポンの中華料理なんだもん。
 ニラレバなんて、香港のどこ探したってやってないから。

 と、ここまでお話しすると、だいたい分かりましたね。
 そうか、王覇使ってたんだ。
 目からウロコなのであります。

 そういえば、中華ソバやのおじさんの調理見てると、お玉のへりでいろ〜んな調味料すくって、入れてますよね。
 あの中のひとつが、王覇だったのではないか、と。

 ところで、戦前にも中華ソバやさんはあったそうです。
 当時の言い方で言うと、支那ソバ。
 メニュは、ラーメンに相当する支那ソバと、あとワンタン、ワンタン麺、モヤシソバ、それにシューマイというあたりだったのだそうです。

 昔は、シューマイだったんですね、サイドメニュの代表。
 しかし戦後になって、ラーメンのサイドメニュはギョーザに取って代わられます。
 あのニッポン風の焼きギョーザって、大陸から引き揚げてきた人たちがもたらした、というのは、わりと定説です。
 戦後の混乱期、闇市とかで売り始めたんでしょうね、きっと。

 で、ここからが推測っつうか推論。
 戦後の混乱期から、やがて世の中が落ち着いてゆく、ちょうどそんな時期。
 中華ソバやの開業を支援するシンジケートっつうか、組織のようなものがあったのではないか、と。
 財産も失い、仕事もない人たちが、お店で調理法と経営を学びます。でもって、お金を借りて、どこかの町で開業する。
 なんかさ、そんな風に、戦後型の中華ソバやさんは増殖していったんじゃないかしら。
 そこで教える調理は、もちろん王覇を利用した、ニッポンの中華料理だった。

 大胆すぎる?
 でもさ、戦後の混乱期の、なんつうのかな、活気っていうか、そういうものが感じられると思いません?

 そして高度成長期に入るころには、どの町にも必ず一軒か二軒、場合によっちゃ数軒の中華ソバやさんが並び、まだ学生だった団塊の世代たちの胃袋を満たしていったのであります。

 今さ、カップ麺とかコンビニお握りばっか食べて、栄養が偏ってるって、若いヒトの食生活が問題になってるじゃありませんか。
 それ考えたら、当時、もっとも安価な定食だった野菜炒めのがずっとずっと栄養バランスいいぜ。

 あ〜、なんか中華ソバやさんの定食食べたくなっちったな。
 けど、チャーハンスープ作っちゃったし、しょうがないチャーハン作って、食べよ。
d0287447_14564527.jpg
 いっただっきまぁ〜す。
 ちゃみでしたっ。
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by planetebleue | 2013-06-25 14:57 | 読むラヂオ
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