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16年春リニューアルしました! 蒼辰が書くおハナシを随時アップしております。ちゃみのMCともども、読んでやって下さいまし。
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十月の歌舞伎座、昼夜とも見てきた。

 まいどっ。ちゃみでっす。
 今月の歌舞伎座は、17世勘三郎27回忌・18世勘三郎3回忌の追善興行でございます。
 18世勘三郎が、一昨年、57才の若さで亡くなった、みなさまもよくご存知の、勘三郎さん。
 17世は、そのお父さんで、戦後歌舞伎を支えた名優の一人であることも、みなさんきっとご存知ですよね。
 てなわけで、18世の息子たち、勘九郎・七之助兄弟を中心に、中村屋ゆかりの演目が並びました。
 しかも、その配役がすごい。
 昼からいきますよ。
 先ず、野崎村です。
 芝居のくわしい内容は、そのうち、歌舞伎にはどんなお芝居あるの? をシリーズ化するつもりなので、今回は省略。
 で、その主役である、百姓娘・お光を、七之助さんが初役で務めるのであります。
 元もと、17世も18世も、立ち役・女形、両方やるヒトだったわけですが、息子たちは、どうやら七之助の女形、勘九郎の立ち役という役割分担でいくようです。
 あ、でも、役によっては、勘九郎の女形もきっと見られるとは思うケド。
 そいで、七之助のお光。良かったでございますよぉ。
 ちょと驚きは、七之助が、父・勘三郎さんのお光とは、違う場所を目指しているように感じられたことでございます。
 女形として、なにか目指しているところがあるのかもしれません。
 ぜひぜひ、自分のお光を、創造してほしいものだと思います。
 でもって、所作ものがふたつあったあと、昼の最後は、伊勢音頭でございます。
 これまた、内容ちょと省かせてもらいます。
 こちらは、勘九郎さんが、主役の福岡貢。このヒトを、いわばハメてしまう意地悪な仲居・万野が、相手役なわけですが、これが、玉三郎さまでございます。
 ほいでね、貢の恋人・お紺に七之助、貢を助ける料理人・喜助に仁左衛門さんってゆう配役なんですよ、これが。
 本来、仁左衛門さん、貢をやるべき立場のヒトであります。こういう役者さんが脇に回ることを、歌舞伎通は[ごちそう]と呼びます。
 ほかにも、器量の悪い女郎・お鹿が橋之助さんなんですが、これなんかも、ごちそうだと思いますデス。
 蒼辰はなんと、かつて仁左衛門さんが孝夫を名乗ってたころに、ずばり孝夫・玉三郎で見てるんですって。
 で、この配役を見ていると、玉三郎さまが、七之助さんに、「ようく見とくんだよ」と言っているような配役でございます。
 その通り、っつうか、なんつうか、玉三郎さまの存在感は群を抜いておりました。
 もうホント、見られてよかったと実感できる万野でございましたデス。
 でもって幕切れ、真ん中に勘九郎さん、右に七之助さんを置いて、左に構えた仁左衛門さんのカタチの良さ。
 いいんですよねぇ、仁左衛門さん、なにをやっても。
 そして夜は、これまた大変。
 演目は、寺子屋でございます。
 またまた内容は省略しますが、[菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)]という、歌舞伎三大狂言にも上げられるお芝居の、中でももっともドラマティックな一幕であります。
 こちらが、主役の松王丸に仁左衛門さん、その女房・千代に玉三郎さま。寺子屋の主人・武部源蔵に勘九郎、その女房・戸浪に七之助。菅原道真の奥さまである園生の前が扇雀。いわば悪役の春藤玄蕃に亀蔵さんという、豪華配役でございます。
 でもって、その出来映えの、いやすんばらしいこと。
 見応えありました。
 そもそも勘九郎さんってマジメなので、自分の欲が前に出る役よりも、この源蔵さんみたいに、ぐっと耐える役のがいいのかもしれません。今のところは。
 それにしてもよかったですよぉ。
 幕切れ、仁左衛門・玉三郎+勘九郎・七之助・扇雀とそろった舞台は、贅沢そのもの。
 いや、すんばらしかったでございます。
 そして夜の最後は、三島由紀夫作の「鰯売恋曳網(いわしうりこいのひきあみ)」(ホントは正字なんだけど、ご勘弁を)という世話狂言です。
 お話は、おとぎ話みたいな内容でね、笑いもアリの、楽しいお芝居です。
 これが、上演記録を見ると、なんと、17世と18世、二人の勘三郎さんしか上演してないお芝居なのです。
 当然、主役の猿源氏を務めてます。
 で、その相手役の傾城・蛍火を、17世の相手は6世歌衛門・・戦後最高の女形として、大成駒と呼ばれた名優です・・だけが。そして18世には、玉三郎さましか務めていないという役です。
 いわば、勘三郎という役者が独占してきたお芝居。
 そんなお芝居に、勘九郎さんが猿源氏、七之助さんが蛍火という配役で挑むのであります。
 出来映えは・・・上々でしょ。
 ノリの軽い、面白いお芝居だったし、勘九郎さん、七之助さん、ともども、先ずは手堅いデキだったように思います。
 けど、このお芝居、まだまだいじれそうな気がする。
 勘九郎さん、もっともっと自分のモノに、自分の演出にしたら、さらに面白くなるのでは? と感じましたです。
 それにしても、勘九郎さんと七之助さん、お父上を思いがけず早くに亡くしたのは不幸だけれど、でも、恵まれてますよね。
 追善公演にも、仁左衛門さん、玉三郎さまをはじめ、弥十郎さんや獅童さん、などなど、いつも、中村屋の芝居に参加している手堅い脇に恵まれてるんですもの。
 これからも、中村屋さんのお芝居、目が離せません。
 あ、あとふたつ。
 伊勢音頭では、90才を越えた小山三さんが、万野ならぬ千野という意地悪な仲居役で登場してました。
 お元気です。
 鰯売りのほうでは、巳之助・新悟・児太郎・虎之助・鶴松の5人が、蛍火の妹分にあたる傾城で登場してました。
 みな二十代ですよ。虎之助なんて、まだ16かそんなもんですよ。
 新悟はともかく、巳之助の女形、珍しいですよ。
 そんなところ、大ベテランから、若手までそろっているのも、中村屋のお芝居の魅力なんですよね。
 あ〜〜、NYでやったんなら、こっちでもやってほしいっ、平成中村座っ!

 てなわけで、本日はここまでです。
 え〜と、来週は読書週間というわけで、なんか神保町のハナシでもしようかと、蒼辰が言ってます。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2014-10-24 13:40 | 読むラヂオ
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