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16年春リニューアルしました! 蒼辰が書くおハナシを随時アップしております。ちゃみのMCともども、読んでやって下さいまし。
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 第1話「誰だか知らないケド、あのステージを壊すことは許せないのデス」その2

 第1話「誰だか知らないケド、あのステージを壊すことは許せないのデス」その2

3・あたしのことなんかをイシキしてるわけ?

「カンナッ、カンナッ」
 耳には聞こえてたけど、反応できなかった。
「ジージーシー」コールの圧の前で、ただただ棒立ちになってた。
「カンナッ」
 スミレに腕たたかれて、やっと我に返った。
 指さす方を見ると、下川先生とヨーコさんが、両手で大きくバツ作って、左右に振っている。
 そういうことか。
「ありがとうございましたぁ」
 一人で勝手にお辞儀して、すたすたすた。
 だって、ほかにどうしろと?
「え? あ・・ありがとうございましたぁ」
 ほかのメンバーもあわててお辞儀して、ばんらばんらのまんまステージをあとにした。
「イエ~イ、帰った帰ったぁ」
「やっと終わったぁ~」
 声が追いかけてくる。
 そんな言い方しなくったって・・。
「しょうがない、しょうがない」
 袖に戻ると、ぱんぱんぱんっ、下川先生が神社にお詣りするときみたいに手を打ってる。
「頑張った、よく頑張ったよ」
 わたしたち一人ひとりの手を握りながら、ヨーコさんの目がちょっぴしうるんでた。
「ぜんぜんダメじゃん」
 歌にも踊りにも自信のあるミズキが、吐き捨てるように言う。
「しょうがないよ」
 がっくり肩おとしてる、いっこ上のカズラ。
「やっぱチア部入ろっかなぁ」
 附属中のアヤメが言うのと、
「やめよっかな」
 スミレが言うのが同時だった。
「あ~ん、三曲目歌いたかったぁ」
「あたしだって歌いたかったよ」
「やめなよ」
 カズラが、アヤメとミズキの間に入った。
「えんぶのヤツらなんだよ」
「えんぶ?」
「うん、応援部。あいつらGGCオタクだから」
「GGCオタク?」
「だからって、ウチらのことヤジって、GGCコールまですることないだろ」
 カズラが、怒りの目で客席を見ている。
 何人か、こっち向いてにやにやしてるヤツがいた気がしたけど、あたしには誰が応援部なのか分かるわけない。
 なんせ、入学三週間。
 にしても、ひでえや。
 その時、いっちゃん後ろで心配そうに見ていた西淵のおじさんが、駐車場の入り口とは反対のほうに歩き出した。
 すると、すぐそばまで接近していたあの銀髪男も、あとを追うように動き出す。
 もちろんあたしは、そんなことに気づきもしなかった。ってか、できない。
 ステージ脇は、すでに終結したGGC Wonderersのメンバーや、下部チームのメンバーにサポート部員に、あれやこれやでぎっしりの状態だったのだ。
 なんでもGGCには、トップチームのWonderersの下に、プレミア、ファースト、セカンド、サード、セレクション、リザーブ、ノービスと、何段階ものステップがあるんだって。
 部員400人を越える大所帯なんだそうで。
 出るヒトも出ないヒトも、みんなでステージ脇に集まってりゃ、そりゃ混雑するわ。
 だから体育会系ってイヤだよ。
「すいません、通してください」
 スクールカラーの柿色をベースに、ゴールドとシルバーをあしらった、超カッコいいユニフォームのWonderersメンバーの横をすり抜けようとしたときだった。
「前座があっためてくれないとやりにくいわ」
 声が聞こえた。
 見ると、GGC Wonderers不動のセンター・アザミが、腕組みしてこっち見ていた。
 あ、アザミさん、っか。先輩だし。
「いいんじゃないですか、いよいよ感が高まって」
 隣に、目だけこっち見て、アザミに媚びるように言う、同じユニフォームの女子がいた。
 見て、びっくりした。
「ユリエ」
「お~や、お知り合い?」
「近所ってだけですけど」
 あっそっ。
「Wonderersのサブセンターに抜擢されたんだ」
 鼻高々に言いやがる。
 一年生でWonderersのサブ・センター。きっとすごいことなんでしょうよ。
「自分にしか出来ないことを、目指すつもり」
「え?」
 なんも聞いてないのに、なに勝手に。
「世界一を、この手でつかむの」
 握りしめた拳を、こっち向けることないっつうの。
「充実した高校生活にしてみせるわ」
 自信満々の顔に、あたしはなにも言い返せなかった。
「オープニング・アクトとか、必要だったの?」
「開演前にやってもらえばよかったんじゃ?」
「あはっ、そりゃいいわ」
 二人して、笑いながらステージのほうに向かってった。
 んだよ、その言い方。
 そりゃ、そっちは全国制覇世界制覇を目指す、人気の超エリート・チア部。こっちは出来たばっかの、遊び半分のアイドル部。
 遊び半分、か。
 だからって・・・。
 気がついたら、涙が一粒、つるぅ~っとほっぺを落ちていった。
 その時、かなり先から、ユリエがもっかいこっち向いて、あたしを見て、にやりと笑った。
 お~や、あたしのことなんかをイシキしてるわけ?
 あたしのことなんかを。
 だってあんたは、いつだってセンターだったじゃない。
 あんたが乙姫さまのとき、あたしはサバだった。あんたがシンデレラのとき、あたしはネズミだった。
 ネズミのときなんか、あたしの5才のバースデイだったのに。
 ユリエの姿がGGCメンバーの中に埋もれてく。
 なんだって、こんなときに、こんなとこで・・・。
「見てくか?」
 下川先生の言葉に、メンバーの誰もが首を振った。
「行こ、紅茶でも入れてあげるよ」
 ヨーコさんに背中を押され、とぼとぼと歩き出した。
 そんながっくりシーンと同時進行で、駐車場の隅っこにあるにしぶち酒店の旧倉庫では、大変なことが起こっていたのでした。
 *
 元々にしぶち酒店さんの敷地だった西口共栄会の駐車場には、隅っこにふたつの建物があります。
 どっちもにしぶち酒店さんのものなのですが、ひとつは昔っからあるいわゆる蔵です。
 かなり古いもので、市の文化財に指定されるかもしれないんだって。
 もいっこが旧倉庫って呼んでる建物で、今も現役の倉庫なんですが、地下室が西淵のおじさんのホビールームみたいになっているのだそうです。
 さて、あたしたちの悲惨なパフォーマンスが終わり、GGCのステージが始まろうとしているとき、西淵のおじさんは、なんの用があるんだかないんだか、旧倉庫に入ろうと、鍵を開け、ドアを引きました。
 その時のことです。
 ドアが思いきり引っ張られ、おじさんは倉庫の中に突き飛ばされました。
 振り向くと、バタンと閉じたドアの前に、あの銀髪男がぬおっと立っていたのです。
「タークド・シルジュウソと接触したジンルイだな」
「え?」
「ラルブレッセ・スルーパのムスターシ、どこ?」
 なんのことだか分かりません。
「知ってるのハズのジンルイ」
 銀髪男の唾が飛んだ瞬間に、おじさんは、これが聞かされていた、あり得る危機なのだと悟りました。
「言わぬなら、これっ」
 銀髪男は、小さなプッシュ式ボールペンのようなモノを取り出し、その先端から、ぷしゅ~っと白い霧状のモノをおじさんの顔に吹きつけました。
「わあっ」
 おじさんはのけぞるように倒れながら、とっさに、言われていたとおりに、左手の親指の爪を噛みました。
 ちょっと幼児的なポーズですが、それで緊急信号が発信される仕組みなんですって。
 ところが、あれ?
 銀髪男は、おじさんの意外な反応にぽかんとしております。
 なぜなら、吹きつけたのは、のけぞって倒れるような効果のモノではなかったからなのです。
 単なる自白剤でした。
 ん? 自白剤?
 んなもん、あるのか?
 しかし、その瞬間、ハカセが緊急事態に備えて準備したシステムが作動したのです。
 ぴ~ぴ~ぴ~。


*4・アラームが鳴ったときには

 ぴ~ぴ~ぴ~。
 いきなり、あたしの頭の中で、電子音みたいな音が鳴り出した。
 そう。頭の、中で。
「あ、なんか頭の中でぴ~ぴ~いってる」
 と、あたしが言おうとしたとき、カズラがもう口に出していた。
「あたしも」
「あたしも」
「よかったぁ、あちしだけじゃないんだ」
 スミレが、ミズキが、アヤメが反応する。
「え? みんな?」
「うん、ぴ~ぴ~、ぴ~ぴ~」
「なんなのなんなの?」
 みんな、ぽかんと顔を見合わせた。
 その時です。
「マジか、マジなのか」
 かつて聞いたことのない素っ頓狂な声を上げたのは、下川先生でした。
 見ると、目をマジまん丸にして、極めて異常な事態に動転してるって感じです。
「どうかしたんですか?」
「落ち着いて落ち着いて、落ち着くんだ、いいな」
 って先生、いっちゃん落ち着いてませんケド。
「実はキミたちには、シメイがあるのだ」
「そりゃありますよ。髙井カズラ」
「そのシメイじゃなくって」
「じゃ、なんの?」
「ともかく来なさい」
 いきなりあたしの腕を取って、あっち向いて突進し始めるじゃないですか。
「どこ行くんですか」
「みんなもだ」
「はっ」
 思わずつかむスミレの手。
「え?」
 スミレがつかむアヤメの手。
「どした?」
 アヤメがつかむミズキの手。
「なんで?」
 ミズキがつかむカズラの手。
「なかよしこよし」
 お手々つないだまんま、みんなぽかん。
「全員だ、来なさいっ」
「え、ええ~っ」
 下川先生を先頭に、お手々つないだわたしたちがとっとっとっ。
 ぽかんと残されるヨーコさん。
 で、どこ行くんです?
 わっ、足もつれそ。
 *
 そのころ旧倉庫では、ばったり倒れたまま反応のない西淵のおじさんに、銀髪男がおろおろしておりました。
 なんとか目を覚まさせよう。そう思ったのか、いきなりおじさんの顔に、ふ~ふ~息を吹きかけ始めたのです。
 しかも距離近いし。
「ふはっ」
 気絶してたフリの西淵のおじさん、たまらずひゃっと体を起こしちゃった。
 あ、フリしてたのか。
 ひえっと、こちらびっくりで尻餅つく銀髪男。
 情けないな、銀髪男。
 それでも、体勢を立て直したおじさんが逃げようとするのを、がばと背後から羽交い締めしてしまったところは、なにかの工作員のようでもあります。
 ってこれ、なにやってるわけ?
 わたしたちと、ど~ゆ~関係があるの?
 *
 そのわたしたち。
 Wonderersの前にチーム・ファーストのパフォーマンスが始まったステージから見て、いっちゃん後ろ。
 大勢の観客の背中を見ながら、手をつないだまんま、駐車場の反対側に向かってました。
 必死の形相の下川先生を先頭に、あたし、スミレ、アヤメ、ミズキ、カズラと、体勢崩しながら、とっととっとと小走っていたのであります。
「さっきの子らだ」
「なにしてんじゃあれ」
 ステージ見てりゃいいのに、わたしたちに気づいて、ぼそっと言うヤツがいる。
 あのパフォーマンスのあとで、もっかい恥かかされるわけ?
 どこ行くんですか、せんせ~いっ。
 と、たどり着いたのは、旧倉庫の隣の古い蔵。
「先生っ」
 声にふと見れば、ぬあんと弟のコブシが走ってくるでわないか。
「コブシ、あんた、なにやってんの?」
「だって、インヘッド・アラームが鳴ったら、コントロール・ブースに来いって」
「その通りだ、コブシくん、行こう」
「はいっ」
 助手みたいに、下川先生に寄り添っちゃってる。
 なんなのよ、インヘッド・アラームだの、コントロール・ブースだの、姉がカタカナに弱いと思って。そもそもお前まだ中一だろ。
 がちゃがちゃ。古いおっきな鍵で解錠して、通用口みたいな木の扉をぎぎっと開ける下川先生。
「みんなも、いいな」
 って、わたしたち、まだなぁ~んにも聞いてないんですケド。
 ともかく、下川先生とコブシにつづいて中に入ると真っ暗、じゃないけど、かなり暗い。
「ホントだったんですね、教わったこと」
 コブシが、ぎっと木の扉を閉めながら下川先生に言う。いつからそんなに親しげなんだ。
「ああ、まさかホントになるなんて、もぉどぉ~していいか、分かんなくって」
 ありゃ、声が裏返ってる。こらそうとう動揺してるぞ。
「やるしかないですよ」
「そうだな」
 弟のコブシに励まされてら。
「先生、バーキー」
「あ、ああ」
 コブシに促されて、下川先生がどっかからちっこい棒みたいのを取り出して、床の小さな穴に差しこんだ。
 すると、ぎぃっと音がして、厚い床がぐぉ~んと蓋みたいに持ち上がるではないか。
 こんなところになんちゅうハイテクじゃ。
 床にあいた四角い穴の中は階段になってた。
「さ、みんな、下りろっ」
「はいっ」
 さっさか先頭に立って、コブシが急な階段を下りてゆく。しょがないのでつづくわたしたち。
 最後に下川先生とつづき、ぎいっと床が閉じるのが音で分かった。
 そして先頭のコブシがなにかのスイッチを入れると、あたりはなにやら不思議な光りに包まれたのでした。
 *
 そのころ、隣の旧倉庫では、西淵のおじさんがまだ銀髪男に羽交い締めにされてました。
「ラルブレッセ・スルーパのムスターシ、どこ?」
 かなり焦った声で銀髪男が言った、その時でした。
 あ、その時ってゆうのわ、隣の古い蔵の地下で、コブシがなにかのスイッチを入れた、その時でもあったんですけどね。
 ぴょぴょぴょっ。なにやら可愛げな電子音が、銀髪男のスマホ状通信機から流れ出したのです。
 ん? となった銀髪男は、
「ゆう、なにかしちゃった?」
 と尋ねますが、西淵のおじさんはひ~ひ~と恐怖にひきつってます。
 ぴょぴょぴょっ。電子音は鳴り続けてます。
 慌て度が上がった銀髪男は、通信機から緊急信号を送り出しました。
 受け取ったのは、商店街近辺にいたもうあと4人の銀髪男でした。
 つっても、同じような銀髪に、同じようなサングラスに、同じようなつなぎ服に、同じような黒ブーツ履いてるってだけで、背格好とか顔つきとかはばんらばんらだったんですケドね。
 と、その時、
「とぅわぁ~っ」
 奇声を発した西淵のおじさんが、銀髪男の羽交い締めを力任せに振りほどきました。
「きょえ~~っ」
 恐怖からなんでしょうか、またもや奇声を発しながら、一枚のドアをガッと開けます。
「止まる」
 慌てた銀髪男が飛びつこうとするのと、開けたドアがスイングするのが・・・ガツッ。
「あ~だ~」
 銀髪男、ドア角に顔面ガツン。こりゃ痛そうだわ。
 その間にドアの内側に飛びこんだおじさんがドアキーをカチャッ。
 んでもって次の瞬間、
「のわっ、あっ、あっ、わぁ~っ」
 どたどた、どんどん、どんどどんどん。
 ドアの向こう、階段だったみたい。でもっておじさん、落ちちゃったみたい。
 ドアのこっち側では、両手でノブを握った銀髪男ががちゃがちゃがちゃ。
 もちろん、開きません。
 *
 と、あっちではそんな展開の中、わたしたちは、壁全体がぼぉ~っと光る、幻想的で未来的な昭明の中にあらわれた眺めに、「わぁ~っ」と目を丸くしていたのであります。
 なんせ、古い蔵の、それも地下ですよ。
 床も壁も土のまんまで、柱とか梁とかも黒光りするぶっとい材木です。
 そんな古色蒼然の空間が、未来的な昭明に包まれてて、でもって真ん中にはコの字型にDJブースみたいな未来的なコンソールがあるのです。
 しかもそこには、ちゃっかりコブシが椅子に座ってて、なにやらかちゃかちゃいじくっているではありませんか。
 いくつもの液晶画面があって、ダイヤル式やらレバー式やら、たっくさんのスイッチがいぃ~っぱい並んでるコンソールをです。
 なんなの、ここ。
 録音スタジオ?
 と、下川先生がコンソールの下から、黒いトランクみたいな箱をつぎつぎと引っ張り出し、わたしたちの前に並べる。
 トランクの蓋がぎよ~んと開くと、よく分かんない器具みたいのが入ってて、ど~ゆ~わけかメンバーカラーに色分けされていた。
「なにこれなにこれ」
「ひょっとして衣装?」
「あるんなら早く出してくださいよぉ」
「各自、自分の色の箱の中に立って」
「なんで?」
「い~から早くっ」
「はいっ」
 あたしって、目上のヒトに強く言われると、すぐひょいって、言われたとおりにしちゃうんですよ。
「あ、じゃ」
 すぐスミレがつづいて、「そっか」とカズラもつづきます。
「いい?」
「お先どうぞ」
 なんか譲り合う感じでアヤメが、最後にびびりのミズキが、恐るおそるトランクの中に立ったのでした。
「コブシくん」
「はいっ」
 コブシがコンソールをいじくり、ピパポパちっこい電気が点滅したかと思うと、ふぃ~んって音が足元からしてくる。
 ほにゃ、なにが起こるんだ。
 すると、ガチャガチャパパッ、トランクの中の器具みたいなものが、もんの凄い速さで立ち上がり、わたしたちの体にカチャカチャと装着されてゆくではないか。
「なんじゃこりゃ」
「アニメみたい」
「けどなんかカッコイイかも」
 カズラが腕を上げて、そこに装着されたコテみたいのを眺めてる。
 あたしも思わず、自分の全身を見下ろした。
 胸のカバーと肩のパットみたいのを中心に、腕も、手も、足も、背中まで、堅いけどやわらかくもあるカバーに覆われている。
 最後に頭がかぱっとヘルメットに包まれた。
 目の前はスモークのカバーに覆われている。
 これ、外から顔、見えんのかな?
「なんなのこれ?」
 顔を上げて下川先生を見た。
 すると先生、なんだかムツカシイ顔。
「これは宇宙人と戦うためのアーマーなのだ」
「はあ?」
 全員、きょとんぽかん。
 あーまー?
「訳はあとで話す。とにかく、そのアーマーの力で、宇宙人と戦うことが、キミたちのシメイなのだ」
「はあ?」
 やっぱり、きょとんぽかん。
「誰に指名されたんですか?」
「だからそのシメイじゃないってば」
 え? みんなで顔見合わす。
「キミたちにしか出来ないんだ。今、宇宙人に襲われている西淵のご主人を助けられるのわっ」
「はあっ?」
「出動だっ!」
 下川先生、片手を腰に、片手で階段のほうをピッと指さしてます。


[その3につづく]
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by planetebleue | 2016-04-28 17:15 | アイドル騎士団
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