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16年春リニューアルしました! 蒼辰が書くおハナシを随時アップしております。ちゃみのMCともども、読んでやって下さいまし。
by planetebleue
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<   2013年 09月 ( 18 )   > この月の画像一覧

今週のトピックはトロリーバス

 まいどっ、ちゃみでっす。
 なんですか、今週から、その週の記念日系? とかをネタにするのだとか、蒼辰が言ってます。

 というわけで、今日はこんなお話から。
 9月の30日って、年度前半の最終日でもあるんですよね。
 そのせいか、廃止系の話題が多いです。

 1968年の今日、都営のトロリーバスが、全面廃止になりました。
 トロリーバスって、知ってます?
 あ、懐かしい、っていうのわ、もう中高年の方ばっかりですよね。
 んっとね、道路の上に架線がかかってて、ポールというもので、そこから電気の供給を受けて走る、電気バスのことなのです。
 すると、バスの天井に、ポールが斜めに立ってるのね。
 でもって、道路の上に架線がずうっと架かってるのか。それ、目障りじゃない?
 廃止の理由に、都市景観を損ねるという意見もあったんだ。
 そうでしょうね。

 ちなみに、大坂・京都・川崎・横浜などにもトロリーバスが走ってましたが、いずれも67年から70年くらいの間に廃止になっております。
 やっぱ、全国的に中高年の郷愁の対象でありました。

 面白いのは、名古屋。50年代、他の大都市と同じ頃開業したのに、60年代を待たずに、8年で廃業してしまったそうです。
 なんでや?

 けど、いいことだってあるよね。
 省エネでしょ。あと、電気で走るんだから、排ガス出ないし、音も静かだし。
 というわけで、世界ではまだまだ現役のところもあるようです。
d0287447_1238295.jpg
 はい、こちらは、中国・広州のトロリーバスでございます。
 見えにくいけど、ありゃホント、天井からポールが立っているのが分かりますです。
 それにこれ、けっこ新しいっぽいじゃないですか。新型なんっすかね。なかなかカッコイイバスでございます。

 中国ではほかにも、北京・上海・青島・武漢・大連などなどの都市で走っているそうです。
 行く機会のあるヒト、軽く覚えておいてね。

 この、トロリーバスが廃止になった時期って、路面電車が次々となくなった時期にも重なっているんですね。
 本日でいうと、1978年のこの日、京都市電が廃止になっちゃいました。
 これまた、中高年的郷愁?

 京都の市電って、かつては京都のシンボル的存在だったんだそうですね。
 四角い京都の町に、路線が四角く走ってて、ぐるぐる回ってたんだそうです。
 どこ行くにも便利だったと、中高年蒼辰が言ってます。

 でもって、ダイヤがなかったんですって。ある間隔で運転を始めると、あとは、まぁ成り行き任せ?
 そのせいで、かたまってくるかと思うと、しばらく来ないこともあったとか。
 う〜む、そのあたりも廃止の理由だったのかな?
 なんか、のんびりしててい〜と思うけどね。

 けど、香港の二階建て電車・トラムも、なんかダイヤないっぽいよね。
 時刻表なんて見たことないし、かたまってきたり、しばらく来なかったりするし。
 でも、あちらは現役。自動車に囲まれながら、今日もうぃ〜んと走っております。
 あれまた、香港のシンボル的存在ですよね。
 なくなるって考えられない。
 そう思うと、京都の市電も、ちょと惜しい気がします。

 その一方で、都市再生の切り札として、路面電車が復活してるところもあるみたいですね。
 世界的な、都市中央部の空洞化対策なんですか。ふむふむ。
 日本では、富山が成功例。ほうほう。市電によって、都市の中心部に再びヒトが集まるようになったとか。

 はは〜ん。い〜ことだよね。
 路面電車が、のんびりゆったり、市民の足として走っている街、ちょっといいなと思います。

 ここでちょっと宣伝。
 ちゃみと蒼辰は、こんなふうな、その日の話題なんかを提供するメルマガやってます。
[ちゃみの今日も元気で朝礼でっす!]
 とゆうタイトルです。
 ちゃみが日直となって、元気の出る朝礼を、祭日を除く月曜から金曜まで、まいにち配信しています。
 購読の申し込みはこちらから。
 http://www.mag2.com/m/0001269392.html
 よろしくねっ。

 でもって、明日は都民の日ですよね。
 東京生まれは、この日に動物園行ったことって、きっとあるよね。
 小中学校はどこもお休みになり、動物園など、都営の有料施設の多くがタダになります。

 けど、なんで10月1日か知ってた?
 なので、ここでちょと復習。
 1898年 明治31年のこの日に、東京が自治権を持つ一般の市になったんですって。
 じゃそれまでは? 明治政府の全面的指導の下にある特別市だったのですか。
 ふ〜〜ん。
 そして、官選なんだけど、市長が置かれ、府庁舎内に市役所もオープンしたのだそうです。
 府庁舎って、どこにあったの? 今の東京フォーラムのとこ。あ〜、つまり前の都庁の場所か。納得。

 んじゃ、明日は東京フォーラムでランチしようか。
 きっとランチカー出てるよ。

 てなわけで、本日は月曜スペシャル(? いつからそうなったんだ)でお送りしました。
 ってことは、来週も月曜はこんな感じになるんだ。
 でも、F1あるよ。
 どうなるんでしょ。

 明日は、伊勢参りのお話のつづきを予定しています。
 ほ〜れみ、2日はもう遷宮だぞっ。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-30 12:41 | 読むラヂオ

秋の花だより。

 まいどっ、ちゃみでっす。
 金曜日です。一時期、金曜日は[今週のごはん]だったのですが、いつの間にかとり止めになっちゃいました。
 ここんとこ、ろくなもん食ってないんだな。
 ひひっ。

 というわけで、今週は季節の花だよりをお届け。d0287447_1216181.jpg

 先ずは定番のヒガンバナです。
 きれいですね。
 でも、不吉だ、とかも言うんでしょ。
 と、思ったら、有毒なんですって。間違っても食べちゃいけないんだそうです。
 もともと、田んぼやお墓を荒らす動物や昆虫を防ぐために植えられたのだとか。
 ふ〜ん。やっぱキレイなだけじゃない、一癖あるお花のようです。
d0287447_12163938.jpg

 白もありました。
 ヒガンバナ、曼珠沙華とも言いますよね。仏教の世界では、[白くやわらかな花]を意味することばなんだそうです。
 てことは、白のヒガンバナのが、曼珠沙華にふさわしいのかな。
 白のヒガンバナって珍しいし、なんか品がある感じがするし、こっちは不吉イメージないですね。
 い〜感じの花です。
d0287447_12165157.jpg

 そしてナデシコです。
 大和撫子のナデシコですよね。
 ちっちゃくって、可憐で、まるでちゃみのようなお花でございます。
 けど、この写真、どうにかなんないの? 下の枯草とか、のけてから撮ってくださいよ。もう。
 ちなみに、秋の七草のひとつだそうです。
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 こちらはサルビア。
♪そぉ〜しぃ〜てぇ〜、きみのべぇ〜っどに、さるびぁ〜の、あかいはぁ〜な、しきつめてぇ〜〜〜。
 早川義夫さんの名曲でございますよ。
 サルビアの花を見ると、どうしてもこの歌を思い出してしますのです。
 いろんなヒトがカバーしてるから、きっと聞いたことあると思うよ。
 ざっとチェックしただけでも、天知真理、井上陽水、あみん、などなどの名前が出てまいりました。
 名曲ですよねぇ・・って、花の話がどっかいっちゃいました。
d0287447_12172086.jpg

 でもって、これ。
 トウガラシですって。
 調べてみると、五色トウガラシという品種のようです。
[みどりの相談室]前のプランターに植わってたってことは、園芸品種なのでしょうか。
 きれいだよね。これなら、観賞用になりそう。
d0287447_12172984.jpg

 でね、こちらショッピングセンター前のイチョウ並木でございます。
 なんでも、都庁が丸の内にあったころ、その前に植わってたイチョウを移植したとかいう、なんか由緒正しげなイチョウなのです。
 もうちっとすると、黄葉がすんごくきれいなのは、ゆうまでもありません。
 ただ、この季節・・・。
d0287447_12173865.jpg

 足元見ると、こんななのです。
 中には、木を揺すってまで拾ってくヒトもいるんだけど、ほとんどのヒトは気づかずすたすた歩いてゆきます。
 ショッピングセンターの前だしね、しょうがないんだけど、でも、足元は、こういうことになっちゃうのだ。
 なんかきれーくないんだよね。
 くさいくさいはほとんどないんだけど、清潔なイメージにはほど遠い。
 よそのイチョウの名所じゃどうしてるんだろう。たとえば神宮外苑とか。
 この季節、イチョウの下を歩くときは、気をつけてね。

 てなわけで、本日はここまでです。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-27 13:30 | 読むラヂオ

伊勢参りに行こう・その4

 まいどっ、ちゃみでっす。
 突然ですが、昔ばなしに「みょうがの宿」というお話がございます。
 宿はずれの冴えない旅籠。今にも潰れそうなところへ、どういうわけか金を持った商人が泊まる。そこでおかみさん、財布を忘れさせようと、みょうがばかりをお客に食わせ・・・。
 オチ、忘れちゃいましたけど、ともかくそんな話。

 で、なにがいいたいんですか?
 宿場には、ともかくたくさんの旅籠がある。中には、サービスが悪かったり、ぼったりする宿もあったらしい、と。
 ふ~ん。
 で?

 あ、そうそう、そうでした。
 伊勢講に加わり、お伊勢参りの順番があたり、旅支度をして、日本橋を立ち、最初の宿・戸塚宿にたどり着いたのでした。
 なにがって、江戸時代のお伊勢参りはどんなだったかの、本日は第4回目でございますよ。

 てなわけで、朝の4時台に日本橋を立った私たちは、午後の3時頃、40キロあまりの道のりをてくてく歩いて、戸塚宿にやって参りました。
 いや~、いっぱい旅籠がありますよ。
 戸塚宿は、江戸からちょうど一泊目にあたることもあって、五十三次の中でも、小田原に次ぐ旅籠の数を誇っていたとか。
「お風呂もわいておりまっす。ご飯も炊けておりまっす」と、呼びこみのお姉さんもずらっと並んで旅人に声をかけております。
 けどさぁ、泊まってみたら外れの宿だったなんて、やだよ。どやって選ぶの?
 あり? 宿の前になんかいろいろ看板が出てますよ。
[薬種問屋寄り合いご定宿]とか書いてあるけど、なに?
 あれは、富山の薬売りの人たちが泊まる旅籠なの? どうして?
 要するに、協定旅館なんだ。
 いろんな宿場に、ああいう協定旅館があって、薬売りのヒトたちは、あの看板の宿に行けば、どこでも同じ料金で泊まれたんだ。
 へ~え、そんなシステムがあったのですか。
 けど、あたしたちは?
 ああ、ここここ、って、どやって選んだの?
 ん? 宿の入り口を見ろ、って? あら、[伊勢年参講中ご定宿]ってあるわ。
 ここが、あたしたちの御師と協定している旅館なわけね。
 なぁ~るほど。
 ちゃんとこういう協定旅館があるなら、宿にも安心して泊まれるというものですね。
 江戸時代、ここまで旅のシステムが出来上がっていたなんて、すごいと思いますです。はい。

 宿場には、こうした旅籠を中心に、上は大名行列が泊まる本陣から、下は木賃宿まで、さまざまな旅館がありました。
 木賃宿って? 旅籠はご飯が出るけど、木賃宿は出ない。自炊するんだ。
 んでもって、たいてい相部屋。
 はは~あ、安く泊まりたいヒトのためのね。
 今ならバックパッカー用のドミトリーみたいなもんだな。
 え? 違う? 例えば出稼ぎに行くお百姓さんみたいな、実際にお金のない、貧乏なヒトたちが泊まっていた。
 はは~あ、どしたって昔は貧富の差が激しいですもんね。
 銭もなく、移動を強いられたヒトたちもいたわけだ。
 けどさ、木賃宿にも泊まれないようなヒトはどうするの?
 小さな祠とかでごろ寝した。
 ちゃみ、いいです。

 というわけで、どうやら協定旅館の一軒に上がることができました。
 二階建ての、けっこう立派な建物ですよ。あ、上にはもう部屋に上がったヒトがこっち見てますね。
 中に入ると、土間があって、そこに腰かけると、女中さんがお湯の入った盥を置いてくれます。
 これで足を洗ってから上がるんですか。
 あ~、昔は草鞋で歩いてるんですものね。足も汚れるわ。サービスっていうより、汚れた足で上がられちゃ困るんだな、きっと。
 部屋は、混雑してたり、安いとこだと相部屋のとこもありましたが、無事、私たちで六畳ほどの部屋に入ることができました。
 よかった。
 しかも、ちゃんと内廊下に面してますよ。

 日本家屋って、ほら、座敷と座敷が襖で隔てられてるだけじゃないですか。なので、場合によっては、ヒトの部屋を通り抜けないと、自分の部屋に入れないようなところもあるとか。
 ここは、まるでお料理やさんみたいで、内庭に面した廊下から部屋に出入りできます。
 ふっ、よかった。
 ほいでもって、お風呂に入ります。
「東海道中膝栗毛」には、弥次さん喜多さんが、初めて五右衛門風呂に入って面食らうシーンがありますが、あれはもっと西の話。
 江戸市中の銭湯を、ちっちゃくしたようなお風呂でした。

 ふぃ~っ、やっと人心地がつきました。
 くぅ~っ、腹減ったぁ~っ。ご飯は?
 あ、ちゃんと女中さんが部屋まで持ってきてくれるそうです。今でいう部屋食というやつですね。
 どんなご飯だろ。
 平凡社新書の『江戸の宿』という本に、大坂の大店の番頭さんが残した、旅籠の食事の記録があります。
 それ、引用しますね。

・夕食
飯、汁(大根切り干し)、皿(あさり、寒天酢醤油かけ)、平(ぼら、焼き豆腐、ニンジン)、鉢(うなぎ)

・朝食
飯、汁(きざみ大根)、焼き物(かれい)、平(八杯豆腐)、猪口(揚げ豆腐、角大根)

 ふ~~ん。
 今の温泉旅館みたいに豪華じゃないけど、決して貧相じゃないですよね、現代の基準でも。
 当時は、普段の食事が一汁一菜だったから、これでも庶民にとってはご馳走だったのですか。
 あ、そうか。まいんち魚が出るわけですもんね。
 江戸っ子にとってはたいへんな贅沢です。
 毎日、こんな感じなの?
 じゃ、他の資料も見てみようよ。
 こちらは、岩波新書『江戸の旅文化』からの引用です。
 あ、これ、夕飯の記録だけだ。

 菓子椀(錦麩、三つ葉、ユバ、サカナ、シヒタケ)、猪口(シタシ)、飯、汁。

 皿(鰤煮付け)、菓子椀(長いも、椎たけ、麩まき)、飯、汁、香の物。

 皿(鳥貝和物)、菓子椀(ふき、いか、たかんな)、皿(かれい煮付)、引椀、飯、汁。

 などなど、などなど。
 菓子椀っていうのは、菓子鉢みたいなお皿に、何品か乗ってくるんでしょうね。
 猪口はたぶん小鉢だな。
 すると、最初の引用の[鉢(うなぎ)]なんていうのは、酢の物かもね。
 でも、魚はちゃんと付いてくるし、おおむね、三皿ついてきて、お味噌汁にご飯でしょ。
 これでいいです。ちゃみ、これで十分やってけます。

 朝だって、い~ですよね、これなら。
 ビジネス・ホテル泊まって、コンビニのサンドイッチやお握りですます、OL倹約旅行より、よっぽど豪華です。
 もっとも、記録が今に残っているのって、やっぱり江戸時代も後半なわけですよ。
 って、ど~ゆ~こと?
 それ以前には、こんなにいろいろ出なかったのかもしれない。
 なんで?
 旅籠も競争だから、「ウチはもう一品出しますよ」みたいなことがあったんだ。
 それで、江戸後期の旅籠になると、これくらい出すようになったのか。
 いやはや、昔も今も、サービス競争ってあったのね。

 ふぃ~っ、ご飯おかわりしちった。
 お腹いっぱいで~す。
 え? な~に? もう寝ろって?
 あ、朝が早いんですね、はいはい。

 てなわけで、ようやく旅の一泊目、戸塚宿の夜が更けようとしております。
 明日の朝は、やっぱり夜明けとともに起きるんですね。
 けど、宿の朝ご飯が出るのが、今の5時か6時くらいですから、日本橋のときほどの早立ちじゃありません。
 朝の6時から7時くらいに出発して、日が暮れる前、3時か4時には宿に入りたいと思います。
 二泊目はどこに泊まるの?
 目標、平塚。
 分かりました。

 はい、本日はここまでです。
 江戸時代の伊勢への旅は、まだまだ続きます。
 upは、ちょっと飛ぶそうです。
 なんでやろ?
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-26 13:40 | 読むラヂオ

伊勢参りに行こう・その3

 まいどっ、ちゃみでっす。
 さて、地球最速の自動車レース・F1のお話をした翌日の本日は、てくてく歩くお話でございます。
 健康ウォーキングじゃございません。江戸時代の伊勢参りはどんなだったか、その第3回でございます。
 最初に、伊勢講っていうのがあって、誰でも伊勢参りに行けたというお話があって、で、旅支度についてが、前回でございました。
 というわけで、いよいよ伊勢に向けての旅立ちが今回でございます。

 ♪お~え~ど~に~ほんば~し~な~な~つぅ~だ~ちぃ~♪
 おんち? ほっとけ。
 え~、この話は前回もしたっけ。
 お江戸日本橋七つ立ち。七つは、おおよそ現代の朝4時台でございます。
 なにしろ、明るい間しか行動できませんから、夜明け前後に出発し、日が暮れる前に宿に入る、というのが、旅の間のキホンの行動パターンだったんですね。

 余談ですが、お芝居とか昔ばなしには、夜中に峠越えをして、んでもって事件に巻きこまれる、みたいな話がけっこうありますよね。
 あれはやっぱりお話の世界。
 ふつうのヒトは、夜中に峠越えなんか絶対しないから、お話になったんでしょうね。
 観客にとっては、やってみたくても怖くてできない世界だったのではないか、と。
 別に峠じゃなくって、ふつうの街道の宿場と宿場の間だって、夜は真っ暗ですよね。
 そこを提灯ひとつの灯りで歩くなんて、まして、峠越えの山道なんて。
 とても恐ろしくて、ちゃみは考えるのもイヤです。

 てなわけで、夜明けちょっと前の日本橋を出発いたしましょう。
 忘れ物ないね、しっかり確認してね。
 江戸を出るまでの道筋は、現代でもほぼたどることができます。
 日本橋から、現在の中央通り、いわゆる銀座通りを西に向かうわけです。
 この辺は、当時もお店が並ぶ繁華街。江戸っ子にとってはよく知ってるあたり。
 開店準備のお店の前を通りかかると、知り合いがいて、「お伊勢参りに行くんだ」なんて、声かけたりしてね。
 でもって、今も銀座通りを西に、八丁目をすぎると、そのまんな第一京浜に出ます。
 品川あたりまで、現在の第一京浜が、そのまま当時の東海道の道筋でした。
 多分ね、今の田町駅のあたりで海岸線に出るんだと思うよ。
 つまり、左に海を見ながら歩くんだ。
 気持ちいいね。
 やがて、芝。右手に増上寺が見えてきます。
 このあたりもまだまだ江戸の町。芝あたりだとまだまだ町地もあるんだけど、その先、今の三田あたりになると、お大名の下屋敷とが多くなってきたりします。

 でもって、やがて東海道第一の宿場・品川です。
 ここは、お女郎さんとかもいて、江戸っ子の遊び場のひとつでしたから、ここまであたりは、来たことのある江戸っ子もけっこういたはずだよね。
 道筋でいうと、品川駅と京浜急行北品川駅の間くらいのところから、第一京浜を左斜めにそれる道があるんだけど、こっちが当時の東海道。
 今も旧東海道って呼ばれてますよね。北品川の商店街があるところです。
 東海道第一の宿場なんだけど、日本橋を夜明け前に出発して、ここで泊まるヒトはいませんよね。
 今だって、二三時間もあれば歩けちゃうでしょ。
 宿場外れの茶店かなんかでひと休みしたら、先を急ぎましょ。

 品川をすぎると、あ、江戸の町を出たんだな、って感じになったんでしょうね。
 道は相変わらず海沿いだけど、右手に広がるのは、松林の向こうの田圃や畑。そしてその向こうになだらかな丘が見えてたりします。
 やがて、お昼前には多摩川にたどり着きました。
 さ、橋を渡って・・え? 当時、多摩川に橋はなかった。
 なんで?
 万が一の江戸攻撃に備えて、あらかじめ橋は作らなかったのですか。ひえっ。
 じゃ、どうやって渡るの?
 渡し船。
 あ、船で渡るんだ。こりゃ楽ちん。

 有名なのは、矢口の渡し。これ、東急目黒線の駅名に残ってますよね。
 けど、地図見ると、今の第二京浜・多摩川大橋よりです。
 歩いてきたはずの第一京浜・六郷大橋よりはだいぶ上流。
 大田区内らへんで、当時の東海道がどこをどう通っていたのか、ちょと分からなくなります。
 そのうち、文献探して、調べてみますね。
 ま、ともかく、船で多摩川を渡ると、そこは川崎。
 東海道第二の宿場でございます。

 川崎は、とうじから川崎大師が有名で、多くの参拝者を集めていたのだそうです。
 江戸市中からでも日帰りできるか。
 そうすっと、このあたりまで来たことのある江戸っ子も多かったのかな。
 確かね、奈良菜飯やっていう有名なお店があったんだそうなんですよ。
 資料なしでしゃべってるので、多少の間違いはあるかもしれないけど、なにせ、菜飯で有名だったお店。
 そこでお昼にしましょうよ。
 わ~い、やったぁ。

 ってゆうかさ、そういう情報が、江戸時代の庶民の間にはちゃんと流れてたんだね。
「川崎行ったらさぁ、お大師さまの門前に、たいそう繁盛している菜飯やがあるんだ。なんつったかな・・そうそう奈良やだ、奈良や、確か。行くんだったら、寄ってみな」
 的な?
 クチコミぐるなび的なものとか、お料理や番付みたいなグルメブック的なもの? そういうものが、けっこうポピュラーになってたんですね。
 今と変わらない。
 そこ、すごいと思います。
 そして、川崎あたりにも有名店があったわけだ。
 けど、川崎くらいが限界でしょうね。

 さ、お昼食べたら出発だよ。
 道筋はいよいよ街道っぽくなってきます。
 ほぼ、今の箱根駅伝と同じルートだよね。
 今は横浜という大都会があるから、郊外に見えるけど、当時、横浜はただの漁村です。
 なにもないところなので、内陸よりの最短ルートを設定したのでしょうね、東海道は。
 それかさ、もっと昔の時代、鎌倉時代とかは、「すわ鎌倉」ってときの、鎌倉行きの道があちこちから延びてたわけじゃない。
 そういうののひとつを、東海道として整備し直したのかもね。
 そういうことわ、各地地元の図書館とか行くと、考証した本とかあったりするんだよね。
 道を歩きながら歴史を感じたい方は、そういう資料を漁るのもおもしろいかもしれません。
 ちゃみはいいです。
 だって、けっこうくたびれてきたんだもん。
 今日はどこで泊まるんですか?

 弥次喜多道中記で有名な「東海道中膝栗毛」では、江戸を出て最初に泊まった宿は、戸塚宿でした。
 日本橋から、おおよそ40キロあまり。
 これくらいが、だいたい一日の行程だったのではないでしょうか。

 時速5キロとして、正味8時間。
 途中、お昼食べたり、休憩とったりして、おおよそ10時間。
 朝の4時台に出発して、午後の3時くらいには宿に入る。
 だいたいそんなパターンだったんじゃないでしょうか。

 って、時速5キロって、どのくらい?
 10分で850メートル歩く感じ。
 う~ん、朝のラッシュの乗り換えのヒトの波より、ちょと遅いくらいか。
 まぁ、それくらいの速さはしょうがないのか。
 それで、朝の4時台から午後の3時まで、40キロ、毎日まいにち・・・。
 うぃ~ちかれた。宿はいりましょう、宿。

 宿場に入ると、両側に宿がたくさん並んでて、呼びこみのお姉さんがいます。
「お風呂もわいておりまっす、ご飯も炊けておりまっす」
 とか言うのが決まり文句なんだよね。
 で、どの宿にするの?
 なに? じっくり決めたいから、明日にする、って?
 おぉ~い、ちょっとぉ~っ。

 てなわけで、本日はここまで。
 明日は、伊勢参りの第4回。
 早く宿選んでよっ、の回です。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-25 13:40 | 読むラヂオ

夜のシンガポールは別世界!

 まいどっ、ちゃみでっす。
 ん~と、祭日は自主休業しておりますので、本日が週明けでございます。
 となると、本日はF1ウィークエンド明け、シンガポールGPの観戦記でございます。
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 けど、なに言っても、しょうがないでしょ。
 いや~、スタートのアロンソさまのジャンプアップすごかったですねぇ、とか、ライコネンさま、またまた見事にタイヤ戦略決めて、ポディウム・ゲットですねぇ、とか、2位以下にはさまざまな出来事がありました。
 けど、そんなの関係ねぇっ。

 スタート直後、1コーナーでニコに前に出られたものの、すぐさまポジションを奪い返すと、ラップあたり1秒っつ差を広げて、DFSゾーンに入られないどころじゃない差を作っちゃいましたね。
 第2スティント、ミディアムに替えても、ソフトと同じタイムで走ってましたね。
 セーフティカーが外れた直後のラップ、もう1ストップのための安全圏マージンを築きたい場面、いきなり2.2秒も速いラップをたたき出しましたね。
 最後のピットイン後、十数秒後ろにアロンソがいたわけですが、フィニッシュしてみれば30秒あまりの差になってましたね。

 あ、そうそう。予選もすごかったしね。
 まさに異次元、別次元の走りを見せたベッテルさまでございました。
 なにしろ、この三連勝、ほとんど一人っきりでいっちゃん前を走ってますからね、テレビに映らないこと、映らないこと。
 ベッテル・ファンからさえも、レース自体は面白くないみたいな声が聞かれる今日この頃でございます。
 しっかし、この走りはなんなんでしょうね。
 どんな状態でも、他のマシン・ドライバーより1秒は速いんですよ。
 こうなると、ホントはまだ余力があるんじゃないかという気さえしてまいります。
 ミヒャエルが最強だったときでもこんなに速かった? セナさまだって、速かったけど、もっとギリギリで走ってる感があったよねぇ。
 なにか、すらっとヨソより1秒以上速いベッテル。
 もうこりゃ無敵だよね。
 今年もチャンプはベッテルで決まり。
 みなさま、残り6レース、ポディウム争いと中盤のバトルを楽しみましょう。
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 そんなベッテルの速さはどこまでホンモノなのか。
 ファンの間でも、もっと難しいレースにどう対応するか見たい、みたいな声があるみたいですね。
 分かる。分かるし、見てみたい。
 けど、速いって、結局ぶっちぎることだからね。
 ベッテルが困難な場面に遭遇するところを期待するより、やっぱり、追いかける側が、そのテールに迫らないと、ホントの意味、レースが面白くなるとは言わないのかも。

 とはいうものの、面白いレースがみたいっ。
 期待は、来シーズンの大幅なレギュレーション変更ですよね。
 なんたって、エンジンがじぇ~んぶ新設計ばっかしになるわけですから。
 メイクごとのパフォーマンスの差がどうなるか。こればっかりは始まってみないと分からないから、混戦好きとしては、そこに期待したいと思います。

 そして、再来シーズン、いよいよマクラーレン・ホンダの登場でございます。
 今年のマクラーレン見てると、気の毒になるほどだけど、メルセデスに振られたあとは、懐かしの元カノとともに復活することを、やっぱり私たちは期待しちゃいますよね。
 そして、そのシートに座るのは、誰?

 てなわけで、もう目が今年より来年に向きかかっちゃってますが、おんなしように、ストーブリーグも今年はわりと賑やかですよね。
 ウェーバーが早々にF1からの引退を発表して、後任がリカルドと。
 じゃ、リカルドの後任は? きっとレッドブル・スクールの誰かですよね。
 ダ・コスタあたり? 大穴はサインツJr? 個人的にはサインツのファンだったので、ちょっと期待。
 どっちみち、ここは順当。

 びっくりは、ライコネンのフェラーリ入りですよね。
 噂にはなってたけどさぁ、ま~さかアロンソさまとコンビを組むとわ。
 合うの、あの二人。
 ライコネンがポーカー好きとは思えないんだけどなぁ。ま、ポーカーフェイスではあるけど。
 でもって、次の焦点は、ロータスの空席を誰が埋めるのか。
 マッサとヒュルケンベルクが狙ってる、なんて話が出てますけど、こればっかりは、ねえ。
 そして、私たちの期待は、そりゃもうカムイ・カムバックですよね。
 ロータスの空席でも、ヒュルちゃんが移ったならザウバーの空席でもいい。
 やっぱ、戻ってきて欲しいですよね。

 もいっこ。
 あとに続く日本人F1ドライバーはいるのか?
 いろいろ名前は上がってますよね。
 シーズン終盤からオフにかけて、そんな話題も追っかけてみようかな。
 だって、関心あるでしょ。

 てなわけで、本日はここまで。
 明日は、お伊勢参りのつづきの予定です。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-24 11:38 | 読むラヂオ

伊勢参りに行こう・その2

 まいどっ、ちゃみでっす。
 さぁ〜て、昨日から始まりました、知ってるネタ[伊勢参りに行こう]の第2回でございます。

 前回は、全国各地に伊勢講というものがあって、誰でも、一生に一度は伊勢参りに行くチャンスがあったというお話でした。
 みんなでお金貯めて、クジに当たったヒトが、代表者として出かけるんだよね。

 そこで今回は、クジに当たった、という設定で、先ずは旅支度でございます。
 わ〜い。
 旅行って、準備するとこから始まってるよね。なんか、わくわくしてきた。
 え〜と、江戸から伊勢まで、片道だけで10日から14日って言ってたよね。
 うわっ、一ヶ月の長旅だ。
 ん〜と、着替えとか、どんくらい持ってけばい〜かな。
 え? そんなものはいらない?
 なんで?

 ひたすら歩くしかない江戸時代の旅では、荷物は最小限にとどめなければいけませんでした。
 あ、そうか、重いのずっと持って歩くの、大変だもんね。
 ですから、着替えなど持っていきません。着物はずっと同じものを着っぱなしです。
 ぎょえっ。
 せいぜい、男性ならふんどし一本、女性でも、肌襦袢一枚程度でしょう。
 あぎゃ、なんか清潔感が・・・。
 しょうがないか、歩くんだし。

 あとは?
 男性の場合だと、着物を尻端折りにして、股引をはき、脚絆というものを膝下に巻き、草鞋を履きます。
 なんで?
 動きやすくて、汚れないように。
 あは、実用的だ。

 荷物は、手行李という小さな行李をふたつ用意して、それを手ぬぐいで結んで振り分けにします。
 振り分け?
 ああ、手ぬぐいのとこを肩にかけて、前と後ろに行李を下げるんだ。
 うまく考えましたね。

 女性の場合は、着物をたくし上げ、腰紐で結んで、短めに着ます。足さばきが楽になるようにですね。
 頭には菅笠をかぶり、手には杖を持ちます。
 荷物は、風呂敷で包んで、帯の結び目に乗せるように、紐で腰に縛ります。
 それじゃ大した荷物は持ってけないわけだ。

 持ってゆくのは、お風呂用と汗拭き用に手ぬぐいが二本。お金はあちこちに分散させてください。
 はいはい。
 男性の場合、護身用に道中差しという短い刀があったほうがいいでしょう。
 それに、煙草入れをくくりつけるヒトが多いですね。
 その頃、煙草は伝染病を防ぐと言われ、男も女も、ほとんどのヒトが吸っていました。
 おや、現代とは大違い。

 ふいっ、あとはなんですか?
 忘れちゃいけないのが、旅の案内書。
 旅の案内書? そんなものが、江戸時代にあったの?
 街道の宿場とそこまでの距離や途中の名所などを案内し、その上、旅行用に小さくしたものが、明暦ごろにはもう出版されていたのですか。
 へ〜え。
 で、明暦って、いつ頃?
 1650年代の後半。ありゃ、元禄より前だ。ひょえっ。

 もうひとつ、大事なものがあります。
 はいはい、なんですか?
 往来手形。
 関所通るのに、それがないと通してもらえないんだ。
 どこでもらうの?
 江戸暮らしの町人なら、町役人に願いを出せば、すぐにもらえたのですか。
 ありゃま、パスポートより簡単だ。
 なくさないようにちゃんとしまってね。
 はいはい。

 さ、これで旅支度が終わりました・・って、ホントにこんだけ? これで、一ヶ月の長旅に出るの?
 なに、心配ない。必要なモノは途中で買えるから。
 マジ?
 宿場の旅籠には、ちり紙、足袋、楊枝歯磨き、煙草、手ぬぐいなどを売りに来る商人がいたのですか。
 へ〜え。
 江戸時代って、かなり便利なシステムができてたんですね。

 なに? 旅に出ると、江戸時代の旅行システムにもっとびっくりするぞ、って?
 おや、ちょと楽しみになってきたかも。
 そいで、いつ出発するんですか?
 え? 早く寝ろ?
 明日の朝が早いから? で、何時出発?
 お江戸日本橋七つ立ち。
 あ〜あ〜、聞いたことあるある。で、七つって、何時なの?
 えっ、午前4時台っ!
 そんなに早く出発するの?
 明るい時間しか歩けないから、夜明けとともに出発していた。
 はあ、そうですか。

 というわけで、ちゃみはもう寝ることにします。
 ただし、第3回、いつupになるか、今のところ未定です。
 おいおい。果たして式年遷宮に間に合うのか。
 気長に待っててくだしゃい。

 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-20 13:30 | 読むラヂオ

伊勢参りに行こう・その1

 まいどっ、ちゃみでっす。
 タイトル、見ました?
[伊勢参りに行こう・その1]だって。やる気満々じゃないっすか、蒼辰。
 これ、去年までやってたメルマガ[ちゃみのこれ知ってる?]でも一度やったネタなんですよね。
 こういうのやると、話が長くなる傾向があるからな、蒼辰。さくさくやってくださいね、さくさく。

 え? お前の前置きのが長いって?
 失礼しやした。

 さて、江戸時代のお話です。
 男子はチョンマゲ、女子は日本髪で、み〜んなお着物きてた時代のお話でございます。
 その頃、町人やお百姓さんなど、いわゆる庶民は、気ままに旅などできませんでした。
 なんで?
 町人やお百姓さんは、生産に携わる貴重な労働力。そういう人たちが、何ヶ月も家を留守にしたり、ひょっとして、旅先に住み着いちゃったら困る。
 あ、そうか。
 なので、お上や領主、要するにお殿さまたちは、庶民の旅行を歓迎しなかったのです。

 けど、旅行、行きたいよねえ、タマには。
 そこで、お上に大目に見てもらえる旅行がありました。
 それが、信仰にもとづく旅行でした。
 はぁはぁ、信心してるお寺や神社にお詣りに行くという理由なら、旅に出ることができた、と。
 なるほどね。

 江戸からだと、大山参りとか、富士登山とかが、比較的近場で、出かけやすい信仰の旅立ったわけね。
 あ、あと、成田山もい〜んじゃない。
 そんな中で、一生に一度はぜひ行ってみたい、人気ナンバー1の大旅行が、伊勢参りだったのですね。
 そらそうだよな。お伊勢さん、遠いもんな。
 江戸からだと、どれくらいかかるんですか?
 なになに、片道、10日から14日。
 ぎょえっ。往復して、伊勢で何日か滞在するって考えたら、ほぼひと月じゃないですか。
 そりゃ大旅行だわ。

 お金だってかかるよね。
 江戸時代の庶民さんって、熊さんとか八っつぁんみたいなヒトでしょ。一ヶ月も旅行するようなお金、持ってたの?
 ありません。
 ありゃま、あっさり言うね。
 じゃ、どしたの?
 そのために[講]というシステムがあったのですか。
 どんなシステムなの?

 一口に[講]といってもいろいろあるので、ここでは伊勢講に限定します。
 はいはい。
 一生に一度は伊勢に行きたいなぁと思ってるヒトが何人か集まります。
 で、普段は、月に一度、親睦会みたいなことをやって、その時、積立金を集めるわけです。
 あ〜、旅費の積立貯金か。
 え? ちょと違う?
 一年間、みんなでお金を貯めて、そのお金で行ける人数だけが、代表者として出かける。
 ふうん。
 代参ってゆうんだ。みんなの分までお詣りしてきますってわけね。
 で、誰が行くか、どうやって決めるの?
 クジ。
 はぁ〜、クジで当たったヒトが、伊勢参りに行けるのね。

 たとえば、60人が一年間積み立てたお金で、4人が旅に行けるとする。
 そこで、一年に一回、くじ引きして、当たった4人が伊勢参りの旅に出る。
 そおかわり、翌年からは、その人たちはクジに参加できない。
 そうすると、60÷4で、15年間で全員が伊勢参りに行けることになる。
 な〜るほど、考えましたね。

 しかも、伊勢講には、ちゃ〜んとセールスマンもいました。
 セールスマン?
 ぎょし・・あ、[おし]と読むのですか。御師ね。
 御師というのは、身分的には神職、つまり神主さんなのですが、やってることはほとんど伊勢参りの旅行代理店でした。
 おや。

 御師は、全国各地に、お得意さまの伊勢講を持ってます。
 神田明神下伊勢講とか、武蔵国蓮田村伊勢講とかに、それぞれ担当の御師がいるわけです。
 で、年末になると、御師はお得意さま回りの旅に出て、暦を配って歩きます。
 暦、つまりカレンダーですね。
 それくらい分かります。
 伊勢の海をバックに、ビキニの女の子がポーズとってて、って・・違いますね。
 はい、違います。

 当時は陰暦です。
 お月さまの動きを元にしているから、一ヶ月が28日っきゃない。
 ありゃ。そんじゃ、12ヶ月で一年にならないじゃないですか。
 そこで閏月(うるう月)というものを入れる年がある。つまり、一年が13ヶ月ある年があるわけね。
 そのせいで、春分秋分を基準にした二十四節気の日付などに大きなズレが出て・・・はいはいはい。要するに今よりややこしかったわけね。

 で、そのややこしい暦を配ってあるくついでに、各地のお得意さまに「来年もよろしく」と挨拶してくる。
 つまり、来年も伊勢でお待ちしておりますので、クジに当たった方のお世話は、例年どおり、ぜひ私どもで、ってわけね。
 なるほど。だから旅行代理店なのか。

 てなわけで、伊勢講に入れば、いつかは伊勢参りに行けるということが分かりました。
 なに? 当たった?
 わお。行けるんだ、伊勢参り。
 よっしゃ〜っ。
 先ずは旅支度しなくっちゃ。

 はい。明日は、江戸時代・伊勢参りの旅支度編でございます。
 はたして、いつになったら伊勢にたどり着けるのでしょう。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-19 13:30 | 読むラヂオ

伊勢神宮の式年遷宮ですねぇ。

 まいどっ、ちゃみでっす。
 今年は、伊勢神宮の式年遷宮の年にあたっているんですね。
 ちゃみは、ちぃ~っとも知りませんでした。
 そもそも、式年遷宮って、なんっすか?

 20年ごとに、神殿を新たに建てて、そこに神さまがお引っ越しする儀式。
 新しく建てるって、じゃ、場所も移るわけ? あ、隣り合わせのとこに建てるんだ。
 ふぅ~ん。

 でも、なんでそんなことすんの?
 老朽化は汚れだから、常に清浄であること=常若を求めたとか、古代の建築様式を守るためとか、いろいろ言われているけど、定かなところは分からない。
 定かなところが分かんなくなるくらい昔からやってるんですか。
 式年遷宮の制度ができたのは、西暦685年 天武天皇の時代。ひょえっ、今から1300年以上も昔じゃないっすか。
 それじゃサダカじゃなくなるわな。

 なんで20年後かってゆうのも、サダカじゃないんだ。
 ま、相手が神さまですからね。あんまりなんでもかんでもサダカになるより、[サダカじゃない]って言われたほうが、なんか有り難み感はあるかもね。

 けどさぁ、1300年以上にわたって、20年ごとに神殿建て替えてきたって、すごくないですか?
 すごいですよね。
 ふつー、古いモノほど貴重なわけじゃないですか。世界遺産とかって、何百年前に建てられたモノです、とかが多いもんね。
 そ~ゆ~中で、千数百年にわたって、築20年以内を保ってきたわけでしょ。
 こ~ゆ~の、無形世界遺産とかなんとかにならないものかしら。

 え? 神さまの儀式だから、世界遺産なんかにして、やたらと見物人が増えるのも困る。
 ま、そ~いえばそ~かも。

 しかも、神殿建て替えるわけですから、準備期間も長いんですね。
 今回の遷宮の儀式一覧っていうの見てたら、いっちゃん最初の儀式は、2005年 平成17年なんですね。
 8年も前から儀式が始まるんですよ。
 なんでも、建築に使う木を切り出す、山の入り口の神さまをお祀りするところから始まるんですね。
 えらいこっちゃ。

 そして、数々数々の儀式を経て、去年の春に、柱が立ち、棟が上がりました。
 やがて神殿が完成し、さらにいろんな儀式を重ね、今年の10月に、いよいよ神さまがお引っ越しする[遷宮]が行われるわけです。
 内宮が10月2日、外宮が10月5日だそうです。

 それって、見物できるの?
 夜間で、照明もほとんどない。
 あ、そうですか。

 けど、遷宮の年、神殿が新しくなると、見物客も増えるんだそうですね。
 これ、江戸時代から変わってないらしい。
 今年の秋、紅葉の季節や、冬、魚がおいしい季節に、伊勢旅行計画してる人も多いのかもね。

 伊勢神宮って、やっぱり一度は行ってみたいですよね。
 なんたって、数ある神社の中心でございます。神社の中の神社。AKBでいえば不動のセンターでございますからね。
 知ってる? お家に神棚祀るときも、先ず真ん中に伊勢神宮のお札祀って、その両側に、住んでるとこ担当の氏神さまと、自分が信心してる神さまのお札祀るんだよ。

 そんな伊勢神宮には、内宮と外宮があるんですね。
 内宮には天照大神、外宮には豊受大御神が祀られております。
 その他、いろんな神さまを祀った小さな神社っつうか、祠っつうか、そういうのぜんぶで、伊勢神宮です。
 なんですか、外宮に参拝してから、内宮にお詣りするのが
正式なやり方だとか。
 覚えときましょ。

 そんな伊勢神宮、昔から人気の神社でございました。
 今でこそ、初詣の参拝者数ランキングのベスト10にも入ってませんけど、これは足場が悪いせい? それとも、神々しすぎて、足が遠のくのかな。
 つまり、初詣なんかじゃなくって、改まった気分で、改まってお詣りしたいという。

 そういう気持ち、江戸時代の人にもあったそうです。
 ってゆうか、昔の人だから、余計にその気持ち、強かったのかも。
 だってさ、日頃、地元の神さまとか、近隣の有名神社とかにお詣りしている人なら、やっぱ、[一度はお伊勢さん]って気持ちになるじゃないですか。
 実際、江戸時代の人々にとっては、伊勢神宮は憧れの地でございました。

 けど、江戸時代っすよ。歩いて旅行する時代っすよ。
 近畿地方にでも住んでりゃまだしも、そうじゃない地域から行くのって、大変じゃないっすか。
 そう、だから一生に一度の大イベントだった。
 そうでしょうとも。

 でもさぁ、何日もかかるわけでしょ。お金だってかかるだろうし。そんなに誰でも行けたの?
 行くための、システムがあった。
 へぇ~え。どんなの?

 というわけで、伊勢神宮式年遷宮にちなんで、江戸時代の伊勢参りのお話を、明日から不定期upすることになりました・・って、なんじゃそりゃ。んじゃ、今日の話は予告かい。
 はい、そうなんです、だって。
 なぁ~んだ、そりゃ。

 ちなみに、この話題のときは写真ありません。
 だって、ちゃみどころか、蒼辰も、お伊勢さん、行ったことないんだもん。
 なので、間に写真のあるネタもupします。
 そんなわけで、不定期upになります。

 なぁ~んか、長い話になりそう。
 さくさくやってね、さくさく。
 あ、そうそう。それと、週に一日くらい、不定期にサボる・・じゃなくって、お休みがあるかもだそうです。
 なぁ~んだかなぁ~。

 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-18 12:13 | 読むラヂオ

月餅もらっちゃった。

 まいどっ、ちゃみでっす。d0287447_11425122.jpg
 台風は、蒼辰ちあたりではほとんど被害もなく、むしろ肩すかしな感じでござんした。
 期待してたのに、って、不謹慎不謹慎。

 さて、金曜日、upがなくてすいませんでした。
 用意してたんですけど、突発的な会食があって、ばたばたになってしまったのでありました。
 んでもって、祭日はお休みの決まりになっとります。

 その金曜日、中国のアニメ制作会社の社長さんとの会食だったのですが、お土産に月餅もらっちゃいました。
 なので、本日はそのお話。d0287447_11431383.jpg
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 ね、リッパでしょ。自社キャラの入った紙袋に、しっかりした箱が入っております。
 この季節、中国では、月餅を贈るのが習慣なんだそうですね。旧暦の8月15日、今年でいうと、9月19日が中秋節でございます。
 その時期に合わせて、月餅を親戚や親しい友人に贈る、と。
 蒼辰、そのお相伴にあずかったわけです。
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 でもこれ、アニメ会社のオリジナル贈答品なのですよね。
 中を開けると、月餅の表面にまで、キャラが描かれております。
 4個っきゃ入ってないのがちょと残念ですが、ぜんぶ、味が違います。
 卵の黄身入りの蓮あんの紅と白、あと緑茶風味とパイナップル風味でございます。
 日本で月餅っていうと、小豆あんで、松の実とか入ってて、ちょとエキゾチックな演出してる、そんな感じですけど、本場・中国のとはちょと違ってますよね。
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 こちら、切ったとこです。
 右が緑茶風味。真っ黒けに見えますが、一口食べると、ほんのり緑色してます。
 でもって、ん? 確かに緑茶の風味。そいで、そんなに甘くないの。
 それと、皮の部分が薄い。日本の月餅は、皮がもっとざっくりしてるけど、こちらのは薄い皮が、ぎっしりのあんに張りついている感じなのです。
 で、左側が、蓮あんの紅、卵の黄身入りです。卵の黄身は塩で味付いてます。その分、あんがお茶のより甘いかも。
 この、卵の黄身って、あちらの月餅にはよく入ってるんですよね。つうか、卵入り月餅はけっこうポピュラーなのです。
 お店の名前忘れたけど、新宿・高島屋のデパ地下に入ってる中華やさんでも売ってます。
 すっごいおいしい。

 実際に、卵の黄身眺めながら食べてると、はは~ん、満月なのか、と納得しちゃいます。
 そもそも月餅が丸いのもお月さまをかたどってるんだと思うけど、その中にまた黄色いお月さま。
 なかなか洒落てます。

 というわけで、すっかり中秋節気分を味あわせてもらったのでした。
 謝謝。

 そして、明日は、金曜日にup予定だったネタを、新たにアレンジしてupする予定です。
 なんでも、伊勢神宮の式年遷宮に合わせて、しばらく伊勢参りネタを不定期連載するのだとか。
 話が長くならないことを祈ります。
 さくさくやろうね。
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 あ、そうそう。あと、またまた蒼辰が、ちょとばたばたしてまして、しばらくの間、週に一回くらい、予告なしにupしない日があるかもしれません。
 ご了承ください。
 ってか、サボるってことね。
 写真は、台風一過、夕焼けを撮影する人々でございます。

 いよいよ本格的な秋でございますね。
 食いもんの話題が増えそ。
 ほいではまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-17 11:46 | 読むラヂオ

蓋碗で緑茶飲みます。

 まいどっ、ちゃみでっす。
 え〜と、本日は、蓋碗でお茶を飲むそうです。
 蓋碗とゆうのわ、蓋がついてるお茶碗なので、蓋碗です。単純だ。あはは。
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 ああ、これね。
 これ、中国製の青磁です。ほの青いところが、とてもきれいです。
 でもって、もんのすごく薄いです。
 ぎゅっと握ったら、ぱりっといっちゃうんじゃないかとゆうくらい、薄いです。
 そこが、とっても上品な一品です。

 いわゆる、中国茶器の一種なんですが、中国の人が、み〜んなこんな茶器を使っているかというと、そんなことはないと思います。
 お茶そのものをゆっくり楽しもうとする、いわゆる趣味人だけじゃないでしょうか。

 じゃ、お茶注いでくださいな。
 え? 違うの? だって、お茶飲むお茶碗なんでしょ。
 そうなんだけど、蓋碗は、ここに茶葉を入れて、そいで直接飲むんだ。へ〜え。
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 じゃ先ず、茶葉入れます。
 茶葉は、西湖龍井です。
 西湖龍井は、中国緑茶の銘茶のひとつです。けど、そのわりに、香港の茶舗には、山と積んであります。
 それも一斤=600グラムの大きめのパックで、お値段は、まぁピンキリなんだけど、安い方は、明らかに庶民価格です。
 つまり、銘茶っていっても、結構、量の出ているお茶です。
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 そいでもって、お湯を注ぎます。
 分かりにくいけど、これ、ひたひたにお湯を入れた状態です。
 この状態で、蓋をして、しばし待ちます。
 いわゆる、葉が開くのを、待つわけですね。
 どんくらい? 緑茶の場合は、結構時間かけちゃってだいじょぶなんだ。
 ぬるめのお湯を入れて、2分とか3分待っててもだいじょぶ。へ〜え。

 蒼辰は、このお湯、捨ててます。
 これ、キホンの淹れ方のとこでも話したけど、一煎目のお湯を捨てるかどうかについては、諸説あります。
 とりわけ、緑茶の場合は、積極的に捨てる理由ありません。
 茶葉がひらいたら、さらにそこにお湯を注いでもだいじょぶです。
 なぜかとゆうと、緑茶って、かなりぬるいお湯のほうがいいからなんですね。
 香港の茶芸店の日本人女性のスタッフは、70度くらいでいいと言ってました。
 けど、70度って、かなりぬるいよね。
 保温ポットのお湯は使えないことになります。

 でもって、え? どうやって飲むんですか?
 ん? 茶葉が口に入らないように、蓋をずらして、そのスキマから飲むんですか。
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 はぁ、こんなふうにやるんだ。
 そのために蓋がついてるのか。なぁ〜る。
 けど、熱くないっすか? そりゃ、お湯の入ってる本体部分は熱いけど、ヘリや蓋の持つとこは熱くないんだ。
 あと、ぬるめのお湯だから。
 ふ〜ん。
 あちゃっ。けっこむつかしいよ、これ。
 なになに、そういうヒトは、両手で飲めばいい。あ、そうか。
 左手でもって、右手で蓋をずらして、お口に持ってきて、すするように・・・ん、でけた。
 あ〜、おいちいでわないですか。
 けど、ありゃ? 両手使ってたら、写真撮れませんでした。なので、両手のやり方は写真なしです。
 でも、分かるでしょ。左手で茶碗持って、右手で蓋をずらして、お口に持ってきて、茶葉が入らないように、すするように・・・ね、できたでしょ。

 余談ですが、中国の共産党大会みたいなののニュース見てると、偉いヒトの前には大きな蓋付きのお茶碗が置いてあります。
 噺家さんが、木の蓋のついた茶碗を置くのは、冷めないためですが、こちら共産党大会で使用するのは、お寿司屋さんっぽい大きな茶碗に揃いの陶器製蓋がついたやつです。
 あれも、お茶碗に茶葉が入ってて、蓋ずらして飲むんですね。
 多分、ああいう大きなヤツのほうが、中国の人が日常的に使ってる蓋碗なのだと思います。
 ちなみに、そういうヤツ、香港の中国系デパートのお土産品売り場に並んでます。
 蒼辰も以前、持ってたんですが、割っちゃったそうです。ありゃ残念。

 さて、緑茶を蓋碗とぬるめのお湯で飲むときの、ひとつのヒントを。
 あの、中国製の魔法瓶あるじゃないですか。500ccくらい入る大きさで、唐子とか桃とか、中国っぽい絵柄が入ってるやつ。
 あれ、性能悪いんだそうです。
 つまり、お湯がさめちゃう。
 実は、そこが緑茶にはちょうどいいんだそうなんです。
 そこで、保温ポットから、中国製魔法瓶にお湯を移して、最初は、まぁちょっと熱いけど、じきさめます。
 ちびちび飲んで、蓋碗の中が空になったら、魔法瓶からさめたお湯を足す。
 これが、のんびり緑茶を楽しむにはい〜んだとか。
 ま、本でも読みながら、の〜んびり楽しんでください。
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 ところで、お茶菓子、ないの?
 あ、わ〜い、パイナップルケーキだぁ。
 でわ、いっただっきま〜す。

 明日は、まったく未定です。
 来週からは、新しい[知ってる?]ネタが続き物で始まるらしいです。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-12 15:00 | 読むラヂオ