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16年春リニューアルしました! 蒼辰が書くおハナシを随時アップしております。ちゃみのMCともども、読んでやって下さいまし。
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伊勢参りに行こう・その1

 まいどっ、ちゃみでっす。
 タイトル、見ました?
[伊勢参りに行こう・その1]だって。やる気満々じゃないっすか、蒼辰。
 これ、去年までやってたメルマガ[ちゃみのこれ知ってる?]でも一度やったネタなんですよね。
 こういうのやると、話が長くなる傾向があるからな、蒼辰。さくさくやってくださいね、さくさく。

 え? お前の前置きのが長いって?
 失礼しやした。

 さて、江戸時代のお話です。
 男子はチョンマゲ、女子は日本髪で、み〜んなお着物きてた時代のお話でございます。
 その頃、町人やお百姓さんなど、いわゆる庶民は、気ままに旅などできませんでした。
 なんで?
 町人やお百姓さんは、生産に携わる貴重な労働力。そういう人たちが、何ヶ月も家を留守にしたり、ひょっとして、旅先に住み着いちゃったら困る。
 あ、そうか。
 なので、お上や領主、要するにお殿さまたちは、庶民の旅行を歓迎しなかったのです。

 けど、旅行、行きたいよねえ、タマには。
 そこで、お上に大目に見てもらえる旅行がありました。
 それが、信仰にもとづく旅行でした。
 はぁはぁ、信心してるお寺や神社にお詣りに行くという理由なら、旅に出ることができた、と。
 なるほどね。

 江戸からだと、大山参りとか、富士登山とかが、比較的近場で、出かけやすい信仰の旅立ったわけね。
 あ、あと、成田山もい〜んじゃない。
 そんな中で、一生に一度はぜひ行ってみたい、人気ナンバー1の大旅行が、伊勢参りだったのですね。
 そらそうだよな。お伊勢さん、遠いもんな。
 江戸からだと、どれくらいかかるんですか?
 なになに、片道、10日から14日。
 ぎょえっ。往復して、伊勢で何日か滞在するって考えたら、ほぼひと月じゃないですか。
 そりゃ大旅行だわ。

 お金だってかかるよね。
 江戸時代の庶民さんって、熊さんとか八っつぁんみたいなヒトでしょ。一ヶ月も旅行するようなお金、持ってたの?
 ありません。
 ありゃま、あっさり言うね。
 じゃ、どしたの?
 そのために[講]というシステムがあったのですか。
 どんなシステムなの?

 一口に[講]といってもいろいろあるので、ここでは伊勢講に限定します。
 はいはい。
 一生に一度は伊勢に行きたいなぁと思ってるヒトが何人か集まります。
 で、普段は、月に一度、親睦会みたいなことをやって、その時、積立金を集めるわけです。
 あ〜、旅費の積立貯金か。
 え? ちょと違う?
 一年間、みんなでお金を貯めて、そのお金で行ける人数だけが、代表者として出かける。
 ふうん。
 代参ってゆうんだ。みんなの分までお詣りしてきますってわけね。
 で、誰が行くか、どうやって決めるの?
 クジ。
 はぁ〜、クジで当たったヒトが、伊勢参りに行けるのね。

 たとえば、60人が一年間積み立てたお金で、4人が旅に行けるとする。
 そこで、一年に一回、くじ引きして、当たった4人が伊勢参りの旅に出る。
 そおかわり、翌年からは、その人たちはクジに参加できない。
 そうすると、60÷4で、15年間で全員が伊勢参りに行けることになる。
 な〜るほど、考えましたね。

 しかも、伊勢講には、ちゃ〜んとセールスマンもいました。
 セールスマン?
 ぎょし・・あ、[おし]と読むのですか。御師ね。
 御師というのは、身分的には神職、つまり神主さんなのですが、やってることはほとんど伊勢参りの旅行代理店でした。
 おや。

 御師は、全国各地に、お得意さまの伊勢講を持ってます。
 神田明神下伊勢講とか、武蔵国蓮田村伊勢講とかに、それぞれ担当の御師がいるわけです。
 で、年末になると、御師はお得意さま回りの旅に出て、暦を配って歩きます。
 暦、つまりカレンダーですね。
 それくらい分かります。
 伊勢の海をバックに、ビキニの女の子がポーズとってて、って・・違いますね。
 はい、違います。

 当時は陰暦です。
 お月さまの動きを元にしているから、一ヶ月が28日っきゃない。
 ありゃ。そんじゃ、12ヶ月で一年にならないじゃないですか。
 そこで閏月(うるう月)というものを入れる年がある。つまり、一年が13ヶ月ある年があるわけね。
 そのせいで、春分秋分を基準にした二十四節気の日付などに大きなズレが出て・・・はいはいはい。要するに今よりややこしかったわけね。

 で、そのややこしい暦を配ってあるくついでに、各地のお得意さまに「来年もよろしく」と挨拶してくる。
 つまり、来年も伊勢でお待ちしておりますので、クジに当たった方のお世話は、例年どおり、ぜひ私どもで、ってわけね。
 なるほど。だから旅行代理店なのか。

 てなわけで、伊勢講に入れば、いつかは伊勢参りに行けるということが分かりました。
 なに? 当たった?
 わお。行けるんだ、伊勢参り。
 よっしゃ〜っ。
 先ずは旅支度しなくっちゃ。

 はい。明日は、江戸時代・伊勢参りの旅支度編でございます。
 はたして、いつになったら伊勢にたどり着けるのでしょう。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2013-09-19 13:30 | 読むラヂオ
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