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16年春リニューアルしました! 蒼辰が書くおハナシを随時アップしております。ちゃみのMCともども、読んでやって下さいまし。
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寒いので、鍋のハナシ・その3

 まいどっ、ちゃみでっす。
 今日もさびゅいですね。今週、寒そうだというので、急きょはじめた鍋のハナシ。
 季節的には、はまったかな?
 さて、昨日は、しゃぶしゃぶは、ちり鍋の具を、魚から肉に変えたものではなかった、というお話でございました。
 遠く、北京の火鍋にルーツがあったんですね。
 それにしても、中央突起型の火鍋用鍋、なぜ絶滅してしまったのか、残念でなりません。
 だって、なんかいいじゃん。昔っぽいってゆうか、王子のお忍びみたいで。
 え? それを言うなら、往時を偲ぶ。
 失礼いたしやした。
d0287447_13365256.jpg
 というわけで、本日はスキヤキのお話しでございます。
 パッとしないけど、いちお〜写真もupされてます。いつも写真へたっぴだけど、これ、マジひどいね。ピントも甘いぞ。
 そいでもスキヤキって分かるから、ま、い〜か。
 ところでですね、なんで鍋のハナシで、わざわざスキヤキのハナシをするかってゆうと、ある違和感があると、蒼辰が言ってます。
 ど〜ゆ〜違和感ですか?
 ほれ、よく大好きな鍋ベスト10みたいのが、読者投票とかでランキングされたりするじゃないですか。
 あの中に、たいてい入っているんだけど、鍋? と違和感を感じるモノがふたつある。
 ひとつが、おでん。
 これはね、一昨日話した、[食卓で料理するもの]っていう鍋の定義に外れるものね。
 おでんはたいてい、出来上がった状態で食します。
 で、もいっこが、スキヤキだというのですか。
 なんで? こっちはちゃんと、食卓で調理するよ。
 そいでも、あれって鍋ぇ? という疑問が残るというのですね、蒼辰は。
 いいでしょ。大好きな[はじまり探し][ルーツ探し]に付き合ってやろうじゃありませんか。

 ふつうに考えればさ、江戸時代、ニホンジンは、お肉、まして牛肉みたいな乳臭いお肉は食べなかった。
 ところが、文明開化とともに、牛肉食文化が入ってきて、やがてニホンジン向けにアレンジされたスキヤキとなった。
 こういうことじゃないの?
 違うんだ。
 だと思った。
 なになに。そもそも、スキヤキという料理は、江戸時代にあった。
 え? マジ?
 農機具に、鋤(スキ)というものがあります。
 木の柄の先に、長方形の少し反った鉄板がくっついてるヤツですね。畑を耕すときに使います。
 あの鋤の、鉄板の上で、鶏とか獣の肉を焼いて食べる、スキヤキという料理があったのですか。
 ふえっ。江戸時代のヒト、お肉食べてたの?
 食べてたんだ。鴨とか雉とかの野鳥や、あと、猪や兎。
 おやま、ジビエじゃない。
 つまり、食用の家畜は飼ってなかったけど、野生動物は食べてたんだ。
 鳥はもともと、仏教戒律の獣食のうちに入ってなかったからオッケー。で、兎は、鳥ですって言って食べたんだ。だから、兎は、一羽二羽と数える。
 なるほどね。じゃ、猪は。
 こちらは、薬だと言って食べてた。あ〜、漢方薬とか、生き物由来のものあるものね。そういうものの一種として食べてたのか。
 こういうのを[薬食い]というのですか。
 徳川将軍も、献上品の牛肉の味噌漬けとかを、食事じゃなく[薬食い]として食べてたんだ。
 へ〜え、江戸時代、イメージよか肉食してたんだなぁ。

 ちょちょちょ、ちょっと待って。スキヤキのハナシでしょ、スキヤキの。
 いつのまにか、江戸時代の肉食のハナシになってやんの。ったく。
 そいで? そんなニホンに、維新より前、横浜開港と同時に、食肉文化がどっと入ってきます。
 そらそうだ。居留地のガイジンさんは、せっかく岡に上がったんだから、新鮮な牛乳に、おいしいお肉、求めますわな、そりゃ。
 そこで、そういうものを供給するお百姓さんがあらわれ、やがて、ガイジンがどのように食べているかも、ふつうのニホンジンの知るところとなります。
 やがて、明治になると、そこでどういうわけか、仏教戒律から自由になって、獣食するようになっちゃうんだよね。
 どうして?
 廃仏毀釈とかあって、ちょっと仏教排斥運動みたいのが、政府主導で起こったのも影響しているのかもね。
 ともかく、ずいぶんと長い間、仏さまの教えにしたがって、原則、四つ足の獣は食べなかったニホンジンが、明治の声とともに、大いに肉食を取り入れるようになっちゃったのは、みなさまもよくご存知のジジツでございます。
 ほいで、明治の初めごろ、横浜をはしりに、次々と牛鍋屋さんが登場いたします。
 仮名垣魯文の「安愚楽鍋」の舞台でございますね。
「ちょいと姉さん、ネギをくんねぇ」でございます。
 この牛鍋、味噌や醤油で、かなり濃いめに味付けをしたものだったみたいですね。
 なんか分かる気がする。
 それまで食べたことのなかった牛肉、かなり臭く感じたんだと思いますよ。
 その一方、関西では、鉄板の上で肉を焼き、そのお肉に醤油や砂糖で味付けをする、スキヤキが登場しました。
 おや、こっちのがスキヤキのルーツに近いじゃん。
 その後、関東の牛鍋と、関西のスキヤキの交流があり、現在のカタチになったと言われています。
 ん?
 ちょ〜っと。それ、大ざっぱすぎない? 東西の交流があり、現在の形になった、って。そりゃそうかもしれないけど、なんかないんっすか?
 いっつも、けっこくどくどたどるくせに。
 え? 現在のところ、調べてもそこまでしか分からない。
 なぁ〜んだ。
 ま、いいでしょ。分かりましたよ、大ざっぱなスキヤキのルーツは。
 で、なんで鍋の中に入れることに違和感があるんですか?
 先ず、専門店発祥で、[寄せ]や[ちり]みたいに、家庭料理発祥じゃない。
 ま、そうですね。
 あと、溶き卵で食すとことか、鍋が、ごく浅いものを使うとことか、いちいちが独特すぎて、どうも他の鍋とは一線を画したくなるんだ、と。
 ま、分かんないでもないですけどね。
 ってゆうか、ご馳走感が突出してるからなんじゃないの?
 今でこそ、牛しゃぶをはじめ、いろぉ〜んなご馳走が家庭でも食べられるけど、かつては、お家で食す中では、ほぼ最高のご馳走でしょ。
 今でも、お正月の夜とか、けっこうハレの食事として食べる家あるもんね。
 そういうスキヤキの持つご馳走感を大事にしたいから、他の鍋といっしょにしたくないんじゃないの?
 スキヤキは、スキヤキという孤高の料理だ、って思ってたいんだよ、きっと。

 てなわけで、きょうもまとめは、ちゃみでした。
 明日もやるの? あ、やるんだ。
 鍋のハナシの、しつこい4回目が、明日のお話しらしいです。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2014-02-19 13:37 | 読むラヂオ
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