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16年春リニューアルしました! 蒼辰が書くおハナシを随時アップしております。ちゃみのMCともども、読んでやって下さいまし。
by planetebleue
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気仙沼の想い出。

 まいどっ、ちゃみでっす。
 え〜と本日は、蒼辰が昔出かけた、旅行の思い出についてのお話しです。
 それはもう20年近くも昔のこと。
 とあるGWに、蒼辰は、まだ小学生だったお嬢さんとマダムと三人で、宿も決めない東北自動車旅行に出かけました。
 その日は、釜石まで足を伸ばすつもりだったのが、石巻あたりで手間取り、気仙沼に着いたときにはもう午後の2時半。
 そこで、釜石行きを断念して、予定になかった気仙沼に泊まることにしました。
 さて、案内所で宿を手配してもらい、日が暮れるまでの間、観光できないか尋ねました。
 すると、気仙沼港の入り口にある大島という島に、鳴き砂の浜があるというではありませんか。
 早速、大島へ渡る船着き場へ。切符を買っていると、売店のおばさんが、ほぼ無理やり、かっぱえびせんを売りつけます。
 なんで? と思いつつ、舟に乗り、やがて動き出すと、かっぱえびせんの理由が分かりました。
 なんと、かっぱえびせんめがけて、無数の海猫が、船の回りを飛びはじめたではありませぬか。
 でね、かっぱえびせん、指にはさんで、かかげると、海猫がすっと飛んできて、ぱくり。
 はじめは恐るおそるだったものが、だんだん面白くなってきます。
 かっぱえびせん一袋、見事に海猫の餌になったのであります。
 こうして、海猫とたわむれているうちに、大島の船着き場に到着します。
 そこで、鳴き砂の浜への行き方を尋ねると、タクシーじゃないとムリとのこと。
 そこで、タクシーに。
 浜までは行けないので、浜の入り口までということで、そこまで連れてってもらいます。着いた場所は、林と小山に囲まれたな〜んにもないとこ。
 でも、鳴き砂の浜入り口の看板はあります。
 で、降りようとすると、船の最終に間に合わなくなるから、30分後に迎えに来ようかと言います。
 そりゃ困りますよね。じゃあとお願いすると、さらに一言。
「今日は湿気があるから、砂は鳴きませんよ」だって。
 え〜〜っ。
 なんとなく置き去りにされた気分で、去るタクシーを見送ったのでありました。
 ま、ともかく浜へと、看板を改めて見れば、[鳴き砂の浜入り口、徒歩15分]ですと。その横に小さな看板があって、なんと[毒ヘビに注意]だと?
 だって、30分後に戻ってこないといけないんじゃん。毒ヘビ出たら、どうすりゃいいのよ。
 びびったものの、来た以上、行くしかない。
 毒ヘビに怯えつつ、ほぼ小走りで林を抜けてゆくと、どうにか10分ほどで浜に到着。よかった。
 けど、その日は、湿気もあったけど、海はひどい霧。あたりは真っ白け。視界は100メートルありません。ほぼ50メートルくらい。
 そんな中、砂を踏みしめてみると、きゅっ。おや、鳴くではありませんか。
 しばし鳴き砂を楽しんだのち、型どおり、小瓶にほんの少しだけ鳴き砂をもらって、おみやげにします。
 浜にはほんの10分ほど。さぁ、戻らないと、タクシー来ちゃう、船の最終に間に合わない。
 毒ヘビ注意の林を、またまた早足で抜けて、待っててくれたタクシーに。無事船にも間に合い、気仙沼市内へと戻れたのでありました。
 なんとなくはめられた感もある鳴き砂の浜観光でしたが、どたばたわさわさ、きゃっきゃっと、それはそれで楽しい時間を過ごせたのではありました。
 そして手配してもらった宿は、市内の商人宿みたいなとこ。広いロビーも大浴場もありません。玄関脇に受け付けがあるだけ。案内された二階の部屋も、窓を開けると隣の屋根。そんなところです。
 けど、ご飯はおいしかった。
 実は、案内所で手配してもらうとき、「いくらにします?」って聞かれたんですよ。宿決めてから。
 ふつう、そういう聞き方しませんよね。どこで、「だいたいいくらなんですか?」と尋ねれば、「一万円くらい」という返事。
 そこで、「じゃ一万一千円で」とお願いしたのでした。
 上乗せ千円の効果があったんだか、なかったんだか。ともかく豪華な夕食でありました。
 ふつうに、口取りにお椀に、お刺身に天ぷら、煮ものに焼き物と、それだけでも、旅館ご飯としては十分すぎるくらい豪華。
 そこにさらに、蟹足でしょ、ご当地名産のフカヒレのスープでしょ。さらに帆立がついて、お刺身かバター焼きかのリクエストにも応えてくれます。
 いや、おいしかった。今どきの首都圏温泉ホテルなんかよりぜんぜん豪華でおいしかったですよ。
 そして翌日は、小雨の中、三陸海岸に別れを告げ、遠野経由で、花巻へと向かったのでした。
 いやはや。行き当たりばったり旅行の、てんやわんやの一泊でございました。
 けど、思い出に残る、楽しい一日でもありました。
 けれども、三年前、気仙沼もまた、大きな被害を受けました。
 とりわけ、鳴き砂の浜の大島は、壊滅的な被害だったと聞いています。
 案内所の職員さん、宿の人々、船着き場の売店のおばちゃん、大島の船着き場のお姉さん、タクシーの運転手さんは、どうしているのでしょう。
 そして、毒ヘビ林を抜けた向こうの鳴き砂の浜は、今ごろ、どうなっているのでしょう。
 この日がめぐってくるたびに、あのてんわわんやGW旅行を思い出すと、蒼辰が言ってます。
 そして、いつかまた、あの町に行こうと。今度こそ、晴れ渡った空の下で、鳴き砂の浜に立って、[その海]を見たいと。
 そん時は、ちゃみも連れてってね。

 てなわけで、明日を前に、ちょっとした思い出のお話しでした。
 明日は、その日。ちょっとマジメに原発について考えます。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2014-03-10 13:46 | 読むラヂオ
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