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16年春リニューアルしました! 蒼辰が書くおハナシを随時アップしております。ちゃみのMCともども、読んでやって下さいまし。
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歌舞伎のハナシその2昔の上演形態は・・・。

 まいどっ、ちゃみでっす。
 さぁて、昨日から、大好きな歌舞伎のおハナシをしております。
 第1回の昨日は、歌舞伎は上演時間が長い。でも、客席まで飲食可だから、お腹が空く心配はありません。
 という、いかにもちゃみらしく、食べもののハナシから入らせていただきました。d0287447_183452.jpg
 そんな本日は、んじゃ、なんでそんなに上演時間が長いの? というおハナシでございます。
 これ、カンタンに言うと、江戸時代からの伝統なのでございますよ。
 ってゆうか、江戸時代のやり方が、少しっつ変わってきて、今のカタチになったのでございます。
 ほいじゃ、江戸時代の上演形態はどうだったかってゆうと、もっと長かったんです。今より。
 朝からやってます。それも、今の感覚でゆうと、朝8時くらいとかからやってたみたいですね。
 でもって、そのまんまずうっと、夕方までやります。
 夜は、やりません。
 だって、電気ないもの。
 今みたいな照明ありませんから、夜間の上演はムリだったのです。
 ただ、それでも、ろうそくいっぱい立てたり、あと、面明かりってゆうものを、役者さんの顔に差し出してたんだそうです。
 面明かり、燭台に長い棒がついてるようなものです。これを、役者さんの顔を、下から照らすように差し出します。
 一台じゃありません。二台か、場合によってはもっとです。
 この面明かりに照らされた、隈取りの役者さんの顔が、かぁ〜っと紅潮するところが美しかったと、記録には残ってます。
 もちろん、どんなだったか、もはや見たことあるヒトいませんから、ふぅ〜ん、そうだったんだ、と感心するだけです。
 でも、このエピソードからだと、かなり日没近くまでやってたんでしょうね。
 この件は、そのうち詳しく調べて、改めて紹介することにします。
 それにしても、当時の芝居見物、一日がかりだったんですね。
 なので、みんなお弁当持っていって、食べながら、お芝居見ます。
 見ながら、食べるのです。
 幕の内弁当が、芝居小屋由来なのは、ミナサマもご存知と思います。
 江戸時代、幕間に食べるように調整したお弁当だから、幕の内弁当、なんて説明をときどき見かけます。
 あれ、間違いです。
 芝居やってるさなかに、お弁当食べてたんです。
 だから、幕の内弁当なのでございますよ。
 なんせね、江戸時代の芝居見物、飲んだり食べたりしながらが、当たり前だったようでございます。
 この伝統が、今も歌舞伎座の場内での飲食可、につながってるのだと思います。
 だからね、今の歌舞伎座でもね、まわりに迷惑にさえならなければ、見ながら食べていいんですよ。
 昨日紹介したブドウとか、あと、みかんなんかだったらね。
 そうやって、リラックスして楽しむものなのでございます。
 でもって、もちょっとお金持ちは、お茶やというところに行きます。
 お茶やさん、劇場に隣接してます。そもそも、切符取ったりもしてくれるとこです。
 で、劇場でなく、先ずこっちに、お客さん、上がります。
 開幕まで、お茶飲んで待ってて、始まるよってゆうときに、お茶やの若い衆の案内で、席につくわけ。
 そいで、幕間になると、またお茶やさんに戻って、そこで、ゆったりとお食事するわけでございますね。
 幕間も、今より長かったんでしょうね。
 面白いのは、通し狂言といって、ながぁ~い芝居を一日がかりで上演するわけ。
 けどね、午前中の早い時間は、若手や中堅の、ちょと格下の役者さんしか出ません。
 でもって、午後になり、ハナシも佳境に入ってくると、名代、あるいは大名代という、トップクラスの役者さんが出てくるのであります。
 だから、たとえば忠臣蔵なら由良助とか、義経千本桜だったら義経の役なんかは、通し狂言の中で、同じ役を別の役者さんが演じる。そういうことが普通だったんだそうですね。
 あ、でも、これ、今でもあるな。
 去年12月の、昼夜あわせての忠臣蔵通し上演のとき、5段目と6段目のお軽は七之助さまだったけど、7段目は玉三郎さまでございました。
 そういうことが、ふつうに行われるのも、歌舞伎ならではでございます。
 そいでね、この上演形態、なにかに似てると思いません?
 朝からやってて、最初は若手で、だんだんトップ・クラスが出てきて、夕方に終わる。
 見物は、飲んだり食べたりしながら、楽しむ。
 でもって、お茶やさんとゆう、なにかとお世話をしてくれるお店がある。
 そう、現代のお相撲も、ほぼこういうカタチでやってますよね。
 お茶やさん、昔ほど機能してないみたいだけど、今や、お茶やさんが存在するのは、お相撲の世界だけでございます。
 ここから分かること。
 江戸時代は、お相撲も歌舞伎も、こんなふうな、ほぼ同じような興行形態だったんでしょうね。
 けど、時代が移り、先ず、お茶やさんが廃止になっちゃいました。
 その前から、劇場が椅子席になりました。
 そして見物衆も、なにかと忙しくなってきた。
 そこで、いつの間にやら・・って、戦後になってからですけど、現在のような2部興行になったのでございます。
 それで、キホン、三本立てでやるわけです。
 どういうモノを、どういう順番でやるか、基本形があります。
 最初が、いわゆる時代狂言。真ん中が、所作物。そして最後の幕が、世話狂言です。
 って、きなり言われても、分からないよね。
 こういうことも、おいおいみなさまに分かっていただけるように、あくまでちゃみ流におハナシしていこうと思ってマス。
 ま、ともかくね、歌舞伎、今では現代的な劇場で公演してますが、演目の並べ方や、飲食可なこととか、やっぱり、江戸時代からつづく伝統が、そこかしこに見られるのですよ。
 舞台の上だけじゃなくて、ふつうの演劇とは違う、そういう雰囲気から、味わってほしいな、楽しんでほしいな、と思います。
 ちなみに、毎年一月には、浅草公会堂を舞台に、若手の新春歌舞伎が行われます。
 この公演には、淺草お茶屋の会というものが協賛してます。
 お寿司やさんとかどぜうやさんとか、そういうお店が何軒か加盟してるんですよ。
 そいで、お店で切符の手配もしてくれて、昼の部だったら席までお弁当が届くし、夜の部だったら、江戸装束の若旦那が迎えに来てくれて、お店まで案内してくれて、そこで晩ご飯が食べられるの。
 基本メニュとチケットのセット価格になってます。
 昔と同じじゃないけど、そんなお茶や気分を味わいたいヒトには、お正月の淺草、うってつけでございますよ。

 てなわけで、今日はここまでです。
 来週は、月曜日はF1です。
 でもって、そのあと飛び石になっちゃうので、水曜から、またなんか違うおハナシを用意しておこうと思ってマス。
 ほいでわまたっ。
 ちゃみでしたっ!
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by planetebleue | 2014-09-19 18:04 | 読むラヂオ
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